【関西各駅探訪第412回】阪神本線大石駅

大石

~待合室でスマホ充電ができる!山陽回送車も乗り入れる待避駅~

阪神本線大石駅は神戸市灘区にある。六甲山から大阪湾に注ぐ都賀川の上にある。都賀川は別名大石川とも呼ばれている。大石駅は普通のみが停車し、神戸三宮まで乗り入れる山陽普通が当駅まで回送され、折り返している。1905年4月12日の阪神本線開業と同時に設置された。1967年7月2日に高架化された。1968年4月7日の神戸高速鉄道開業により、山陽電車が当駅まで乗り入れるようになった。2001年3月10日ダイヤ改正で、山陽電車の大石までの営業運転はなくなり、回送車が乗り入れるだけとなった。2006年10月28日ダイヤ改正では、急行停車駅となったが、2009年3月20日ダイヤ改正で、急行の西宮以西への運転がなくなったため、普通のみ停車の駅に戻った。なお、みなとこうべ花火大会や神戸ルミナリエ開催時に神戸三宮から臨時急行が運転されるが、臨時急行は大石には停車しない。

大石

大石駅はホーム2面4線の高架駅で、梅田方、元町方に渡り線がある。

大石

山陽回送車は上り1番線に到着して、ここで折り返し、元町方の渡り線を通り下り線に入る。

大石

ホーム上屋では太陽光発電が行われており、駅の電源の一部を担っている。待合室にはスマホなどが充電できるUSBポートが設置されており、利用者は無料で使用できる。

大石

改札は1ヶ所で、地上にある。有人改札で、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

大石

出口は南北2ヶ所で、南北に道路が走っており、駅周辺はあまり広くない。北側には国道2号線が走っており、阪神バスの大石川バス停がある。高架下からは阪神タクシーが発着している。

大石

南側には国道43号が走っている。駅東側には都賀川が流れており、その手前に駐輪場が設置されている。駅前を走る道路の南側に神戸市バスのバス停がある。

大石

高架のホームから北側を望むと国道2号線とその向こうにJR神戸線が走っているのがよく見える。JR神戸線摩耶駅は大石駅から徒歩10分程度の距離にある。

大石駅の2016年度1日あたりの乗車人員は5,284人で、うち定期利用者は48.7%となっている。定期比率は半分を割っており、かなり低い。10年前の2006年度と比較すると全体で16.6%増、定期利用者は24.3%増、定期外利用者も10.2%増と全般的に増加傾向にある。

  

鉄道コム

タイトルとURLをコピーしました