阪神9000系【震災復興のために急遽ステンレス車で製造された】

9203F

会社名 阪神電気鉄道
形式 9000系
使用線区 阪神本線・神戸高速鉄道・山陽電鉄・阪神なんば線・近鉄難波線・近鉄奈良線
制御方式 GTO素子VVVFインバータ制御
1C8M
主電動機 かご形三相誘導電動機
定格130kW
ブレーキ 回生制動併用全電気指令式電磁直通空気制動
台車 ボルスタレス台車
最高速度 120km/h
加速度 3km/h/s
減速度(通常) 4km/h/s
減速度(非常) 4.3km/h/s
製造初年 1995年
電気方式 直流1500V
軌間 1435mm
保安装置 ATS(阪神・山陽)
座席定員 48(122)人 先頭車
50(132)人 中間車
車体 ステンレス製
扉枚数/座席形状 18m級3扉ロングシート
所属 尼崎車庫
編成 6両
既存両数 30両
製造メーカー 川崎重工

阪神9000系は1996年に製造されたステンレス車。1995年1月17日の阪神淡路大震災により、被災した赤胴車の代替として製造された。それまで阪神の車両は武庫川車輌で製造されていたが、同車は川重で製造された。これは短期間で6両編成5本を製造するための処置である。9000系は前年に登場した5500系と同様に、VVVFインバータを採用。主電動機は定格130kw、制御方式はGTOサイリスタ素子方式のVVVFインバータ制御となっている。

車内はオールロングシートで、8000系から採用されているバケットタイプのシートを使用している。乗降扉上部には千鳥配置で車内情報装置が設置された。こちらは5500系と同様に現在位置がわかる停車案内表示も付けられた。

阪神9000系編成表 30両  
←大阪梅田 三宮・元町→
9201Tc 9001M 9101Mp 9101Mp 9001M 9201Tc 製造年月 製造メーカ
9201 9001 9101 9102 9002 9202 1996年2月 川崎重工
9203 9003 9103 9104 9004 9204 1996年3月 川崎重工
9205 9005 9105 9106 9006 9206 1996年3月 川崎重工
9207 9007 9107 9108 9008 9208 1996年3月 川崎重工
9209 9009 9109 9110 9010 9210 1996年3月 川崎重工

2008年から1000系に合わせた更新工事が行われ、外観の帯色は赤色から1000系と同じオレンジに変わった。種別、行き先幕はフルカラーLEDに置き換えられた。9000系は阪神なんば線直通対象車のため、尼崎や大和西大寺での増解結に備えて、大阪方の先頭車には電気連結器が装備された。これらの更新工事は阪神なんば線開業時には全車完了した。2014年5月現在、6両編成5本全車が存在。阪神本線、阪神なんば線、近鉄奈良線、近鉄難波線、神戸高速鉄道東西線、山陽電鉄本線などで活躍している。

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