阪神本線平日朝ラッシュ時ダイヤ

大阪難波で種別変更が行われる快速急行大阪難波行き

阪神本線平日朝ラッシュ時ダイヤ【2016年3月19日改正版】

阪神本線平日朝ラッシュ時ダイヤは12分サイクルで運転されている。12分サイクルに直通特急1本、快速急行1本、区間特急1本、区間急行1本、普通1本が運転されている。区間特急は魚崎～香櫨園間各駅に停車、区間急行は甲子園～武庫川間各駅に停車し、普通を補完している。

5004F直通特急大阪梅田

直通特急は全て山陽電鉄直通で、朝の早い時間帯の列車は東二見始発もあるが、基本は山陽姫路始発で運転されている。阪神本線内の直通特急の停車駅は元町、神戸三宮、御影、魚崎、芦屋、西宮、尼崎。平日朝ラッシュ時間帯上り神戸三宮発7時06分から8時19分までの直通特急7本については甲子園を通過する。その他はデータイムダイヤと同じ停車駅となっており、朝ラッシュ時間帯の直通特急は神戸高速鉄道内で、西代、大開、西元町を通過するタイプが運転されている。直通特急は全て6両編成で運転され、ピーク時間帯はクロスシート主体の山陽車の運用が避けられており、阪神車を中心に運用されている。ラッシュ時の混雑を考慮して、山陽5000系でも編成の両端をロングシートにした編成が増えている。また、5030系は阪神線内の混雑に対応するため1-2配列の転換クロスシートを装備している。直通特急は御影、西宮で普通と緩急接続、尼崎センタープール前、千船で普通を追い抜く。青木では区間特急を追い抜く。

地上時代の青木駅で区間特急を追い抜く直通特急大阪梅田行き

直通特急は青木で区間特急を追い抜く。区間特急は魚崎から香櫨園まで各駅に停車するため、同区間では各駅停車だが、特急を冠する列車が同じ特急に追い抜かれるレアケースである。

上り直通特急は甲子園を通過するが、現在甲子園駅を通過する優等列車はこの上り直通特急のみで、下り直通特急は全て甲子園に停車する。

阪神線内は6両編成で運転される快速急行近鉄奈良行き

快速急行は尼崎から阪神なんば線に直通する種別となっている。阪神なんば線開業前は本線の梅田まで乗り入れていたが、現在は全て阪神なんば線直通列車となっている。神戸三宮発7時04分から運転され、7時04分の列車は大阪難波行きとして運転され、大阪難波で東生駒行き普通に変身する。ラッシュ時のピーク過ぎには神戸三宮発8時53分に大和西大寺行きが設定されている。この電車は天理教催事が行われる時には大和西大寺から天理まで延長運転される。快速急行は基本は神戸三宮～近鉄奈良間の運転で、阪神本線内は6両編成で運転され、尼崎で増結作業を行い、10両もしくは8両で運転される電車が多い。快速急行は御影で普通を追い抜き、西宮で普通と緩急接続、尼崎センタープール前で普通を追い抜く。青木では区間特急を追い抜く。

御影始発で運転される区間特急大阪梅田行き

区間特急は御影始発で運転されており、御影発6時55分から8時08分までの間に7本が運転されている。区間特急の停車駅は御影、魚崎から香櫨園までの各駅と今津、甲子園、尼崎、野田となっている。西宮を通過する唯一の優等列車となっており、このあたりは阪神伝統の千鳥運転が残っている。区間特急は魚崎から香櫨園まで各駅に停車するが、加減速がいいジェットカーを使用する普通車に追いかけられ、青木で3分続行だったのが、香櫨園では2分続行となる。香櫨園を出ると西宮を通過する。区間特急も全て6両編成で運転されている。区間特急は青木で快速急行、直通特急の2本待避を行う。尼崎センタープール前、千船で普通を追い抜く。

甲子園始発で運転される区間急行大阪梅田行き

区間急行は全て甲子園始発で運転されている。甲子園から武庫川までの各駅と尼崎、千船、野田、福島に停車する。急行停車駅に加えて鳴尾武庫川女子大前、千船、福島に停車する。区間急行も全て6両編成で運転されている。区間急行は尼崎で普通と緩急接続する。

各駅で優等列車と連絡しフィーダー輸送を行う普通車

普通は高速神戸始発が基本で、6時台には石屋川始発も運転されている。データイムと同じく4両編成で運転されており、運転本数もデータイムが毎時6本の運転に対して、朝ラッシュ時は毎時5本の運転と本数が少なくなっている。これを補完するため、区間特急や区間急行が運転され、利用者の多い駅を補完している。普通しか停まらない駅は2009年以前に準急が運転されていた時よりも増えているが、基本的には利用者が少ない駅となっている。