【関西各駅探訪第875回】JR神戸線、加古川線加古川駅

加古川

【高架化により名実ともに加古川市を代表する駅となった】

 

JR神戸線、加古川線加古川駅は兵庫県加古川市にある。新快速停車駅で、2019年3月16日ダイヤ改正から夕方の特急スーパーはくと、特急はまかぜと通勤特急ラクラクはりまが平日のみ停車するようになった。土休日にはラクラクはりまの運転はなく、特急スーパーはくとやはまかぜの停車もない。加古川線を分岐しており、連絡しているが、直通列車の設定はなく、キセル対策などのため、JR神戸線改札とJR加古川線の間に中間改札が設置されている。JR神戸線はデータイムに新快速が毎時4本15分毎、普通が毎時4本15分毎の運転となっており、普通は2本に1本が当駅止まりとなっている。平日朝ラッシュ時上り6時台には、通勤特急ラクラクはりまが1本、新快速が5本、普通が6本運転されている。平日夕方ラッシュ時下り19時台には通勤特急ラクラクはりまが1本、新快速が8本、普通が4本運転されている。

加古川

JR加古川線はデータイムが毎時2本の運転、平日朝ラッシュ時上りは7時台に4本が運転。平日夕方ラッシュ時下り18時台は3本が運転されている。

加古川

加古川駅は1888年12月23日に山陽鉄道明石~姫路間延伸とともに開業した。1906年12月1日に国有化された。1909年10月12日に線名が制定されて山陽本線の駅となった。1913年4月1日に播州鉄道が開業し、加古川町駅が設置された。同年12月1日には播州鉄道の加古川町~高砂口間が開業した。1915年5月14日には加古川町と加古川駅を統合して、国鉄と播州鉄道の連絡駅となった。1923年12月21日には播州鉄道が播丹鉄道に譲渡された。1943年6月1日に播丹鉄道が国有化されて、加古川から谷川までが加古川線、加古川から高砂までが高砂線となった。1984年12月1日に高砂線が廃止された。JR発足後の2003年5月にJR神戸線上下線が高架化された。同年11月1日からはICカードの利用が可能になった。2004年12月19日にはJR加古川線の直流電化が完成し、高架化された。2005年11月7日からカニカニシーズンに限り特急はまかぜ1往復が停車となった。2016年3月26日から加古川線加古川~西脇市間がICカード利用可能になり、中間改札もICカード対応になった。2019年3月16日ダイヤ改正で、通勤特急ラクラクはりま1往復と平日に限り夕方の特急はまかぜ5号と特急スーパーはくと13号が停車となった。

加古川

駅構内はJR神戸線が高架ホーム2面4線、JR加古川線が高架ホーム1面2線となっている。

加古川

JR神戸線のホームはホーム有効長は20m級車両12両分ある。

加古川

JR加古川線ホームはホーム有効長20m級車両4両分となっている。

加古川

新快速と快速は当駅にて緩急接続している。快速は2本に1本が当駅で折り返している。

加古川

加古川駅構内にはまねきそばの店舗とコンビニがある。

加古川

改札は1ヶ所で有人改札で、ICカード対応の自動改札機と自動券売機、自動精算機が設置されている。

加古川

加古川線との間には中間改札が設置されている。

加古川

みどりの窓口、みどりの券売機が設置されている。

加古川

出口は2ヶ所あり、北口と南口がある。南口がメインで、ロータリーが設置されている。高架下には駐車場、駐輪場に加え、JRが直営しているレンタサイクル駅リンくんがある。

加古川

南口駅前にはヤマトヤシキ加古川店などがあり、加古川市の中心市街地を形成している。

加古川

北口は高架化後に開発された地域で、かつては加古川線の気動車の車庫などがあった。北口にもロータリーがある。

加古川

北口からは路線バスは発着していないが、高速バスは発着している。

加古川 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 24,065 16,752 7,313 69.6%
2007年度 21,721 14,836 6,885 68.3%
対07年度比 110.8% 112.9% 106.2%  

加古川駅の2017年度1日あたりの乗車人員は24,065人で、うち定期利用者は16,752人となっている。定期比率は69.6%で、7割近くが定期利用者となっている。10年前の2007年度と比較すると全体で10.8%増、定期利用者は12.9%増、定期外利用者は6.2%増となっている。神戸以西の新快速停車駅では、乗車人員が一番少ないが、加古川線連絡などの機能もあり、新快速停車に相応しい駅となっている。

  

鉄道コム

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