関西各駅探訪第44回〜JR大阪環状線大正駅〜

大正

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【水の都大阪らしさを感じさせる鉄橋に挟まれた駅】

1.概要
大正駅は1961年4月25日の大阪環状線開業とともに設置された。それ以前から大阪港への貨物線があったが、駅はなかった。環状線で快速が運転されてからも長らく普通しか停まらなかったが、2011年3月12日ダイヤ改正から快速が停車するようになった。京セラドームOSAKAへの最寄駅で、野球やイベント開催時には観客で賑わう。

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オリックスバッファローズの本拠地京セラドームへの最寄駅のため、バッファローズのポスターがあちこちに見られる大正駅。

2.駅周辺
地下鉄大正駅が近くにある。駅至近にあるが、道路を介しての乗り換えとなるため、雨の日に傘が必要だ。駅北西方向に京セラドームOSAKAがあり、尻無川や道路を渡って徒歩10分程かかる。京セラドーム周辺には、地下鉄ドーム前千代崎や阪神なんば線ドーム前があり、そちらの方が近い。

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大正区は沖縄出身者が多く、駅周辺には沖縄料理の店も多い。

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バッファローズの選手が京セラドーム大阪へと導いてくれるポスター。反対側には長堀鶴見緑地線の大正駅がある。

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大正駅は尻無川と木津川に挟まれたところに駅がある。このため、駅を出ると両方向とも鉄橋があり、川を渡る。水の都大阪と呼ばれる典型的な地域とも言え、渡船などが現役で運航されている地域でもある。

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3.駅構内
ホーム2面2線の高架駅で、改札は地上に一ヶ所ある。上りエスカレーターとエレベーターが内回りホーム、外回りホームとも設置されている。

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4.バス路線
駅付近にバスターミナルはないが、大阪市バスの大正橋バス停が設置されている。大半のバスがなんば、鶴町西まで運行されており、天保山、住之江公園に足を延ばす路線もある。地下鉄が大正までのため、大正から鶴町方面へのバス路線は非常に充実しており、大阪市営バスでも屈指の運行本数を誇る路線である。

5.利用状況

大正駅の2015年度1日あたりの乗車人員は23,592人で、うち定期利用は13,744人となっている。10年前の2005年度では23,250人の利用があった。10年前と比べて1.5%増加している。ここ数年は多少の増減があるため、ほぼ横ばいで推移しているものと思われる。この10年の間に快速が停車するようになり、利便性は増しているが、利用者増には結び付いていない。

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6.ダイヤ
データイムは関空紀州路快速、大和路快速、普通がそれぞれ15分毎に運転されている。快速停車前は、普通が10分毎に運転されていた。快速停車により利用列車が倍増した。朝ラッシュ時は直通快速、区間快速、環状普通が停車する。直通快速は阪和線直通、区間快速は大和路線直通で環状線内は各駅に停車する。外回り大阪方面行きは7時台に直通快速3本、区間快速3本、環状普通9本が停車する。8時台には直通快速5本、区間快速4本、環状普通9本が停車する。夕方ラッシュ時は関空紀州路快速、区間快速、環状普通が停車する。内回り天王寺方面18時台には関空紀州路快速4本、区間快速4本、環状普通4本が停車。19時台も関空紀州路快速4本、区間快速4本、環状普通4本が停車する。大正駅の最終電車は外回りが0時07分の京橋行き。内回りが0時20分の天王寺行きとなっている。

  

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