【関西各駅探訪第854回】大阪メトロ谷町線喜連瓜破駅

喜連瓜破

【大阪人でも難読駅名のきれうりわり】

大阪メトロ谷町線喜連瓜破駅は大阪市平野区にある。喜連瓜破は“きれうりわり”と読む難読駅名である。計画時の駅名は喜連だった。大阪でもなかなかマイナーな駅名だが、読むにくいということでお笑いなどのネタになることもある。現在の阪神タイガースの矢野監督の出身地としても知られる。長居公園通の北側が喜連地区、南側が瓜破地区となっている。八尾南方に引上げ線があり、ラッシュ時には当駅始発終着となる電車が設定されているが、本数はあまり多くない。電車は昼間時は毎時8本で7~8分毎の運転、平日朝ラッシュ時大日方面行きは7時台に21本が運転されている。平日夕方ラッシュ時八尾南方面へは18時台に14本が運転されており、そのうち5本が当駅止まりとなっている。喜連瓜破駅は1980年11月27日に谷町線天王寺~八尾南間延伸とともに開業した。

喜連瓜破

駅構内は島式ホーム1面2線で、八尾南方に引上げ線が設置されている。ホーム有効長は18m級車両6両分あるが、8両分のホームがあり、末端部は柵で仕切られている。

喜連瓜破

八尾南方には引上げ線があり、当駅始発終着列車はここで折り返す。

喜連瓜破

ホームから改札がある地下1階には、エレベータ、エスカレータが設置されている。

喜連瓜破

エスカレータは上りのみが設置されている。

喜連瓜破

改札は1ヶ所あり、有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機、自動精算機が設置されている。

喜連瓜破

駅改札外にコインロッカーと駅売店が設置されている。

喜連瓜破

出口は4ヶ所ある。1号出口は一番西側にあり、長居公園通の北側にある。近くには洋服の青山やAOKIなどメンズファッション店がある。西へ真っすぐ進むと内環状線との交点に瓜破交差点がある。阪神高速松原線が内環状線の上を走っており、近くに喜連瓜破出口がある。

喜連瓜破

1号出口にはエレベータも設置されている。

喜連瓜破

2号出口は長居公園通の南側にあり、出口周辺にはソフトバンクの店舗や飲食店が建ち並んでいる。大阪シティバスのバス停が目の前にある。

喜連瓜破

3号出口は東側に位置しており、長居公園通の北側にある。近くには近畿大阪銀行や飲食店が建ち並んでいる。

喜連瓜破

4号出口は東側にあり、長居公園通の南側にある。一番東側に位置しており、大阪商工信用金庫や平野若葉会病院がある。

喜連瓜破 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 10,957 3,457 7,500 31.6%
2002年度 10,341 6,038 4,303 58.4%
対02年度比 106.0% 57.3% 174.3%  

喜連瓜破駅の2017年度1日あたりの乗車人員は10,957人で、うち定期利用者は3,457人となっている。定期比率は31.6%で、定期利用者は3割ちょっととなっており、定期利用者は少ない。2002年度と比較すると全体で6.0%増、定期利用者は42.7%減、定期外利用者は74.3%増となっており、マイスタイルなどICカードへの移行などもあり、定期利用者が減って定期外利用者が増加している。

  

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