【関西各駅探訪第1210回】南海本線岸和田駅

岸和田

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【あのラピートαも停めるだんじりの街】

南海本線岸和田駅は大阪府岸和田市にある。特急ラピート βと特急サザンも停車する主要駅である。だんじりで有名な土地で、祭り開催時にラピート αが臨時停車することもある。駅は高架化されており、屋上に駐車場が設置されているため、駅全体が屋根に覆われた形になっている。電車はデータイムに特急ラピート βと特急サザンがそれぞれ毎時2本30分毎の運転で、空港急行と普通が毎時4本15分毎の運転となっている。平日朝ラッシュ時上り7時台には特急ラピート β2本、特急サザン2本、急行5本、空港急行3本、区間急行1本、普通7本が運転されている。

岸和田

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岸和田駅は1897年10月1日に南海鉄道堺〜佐野(現在の泉佐野)間延伸と同時に開業した。1944年6月1日に近畿日本鉄道の駅となり、戦後1947年6月1日に会社分離により南海電気鉄道の駅となった。1992年5月17日に上り線が高架化され、1994年7月6日に下り線高架化が完成して上下線の高架化が完成した。1994年9月6日に関西国際空港開港により運転を開始した空港特急ラピート βの停車駅となった。

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駅構内は高架ホーム2面4線で、ホーム有効長は21m級車両10両分ある。実際使用されているのは8両分で、和歌山市寄りのホーム先端部は柵で仕切られ立ち入りできない。

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ホームから改札がある地上コンコースへはエレベーター、エスカレーターが設置されている。

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中央口コンコースにはステンドグラスがあり、堺駅などと同様に南蛮文化を伝えている。

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改札は2ヶ所あり、中央口と和歌山市方に南口がある。中央口は有人改札でメインの改札となっている。ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。

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南口もICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。だんじり祭り開催時には臨時の有人改札が設置され多客を捌いている。

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出口は3ヶ所で、中央口からは東西に出られる。東口がメインでロータリーが整備されている。

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東口ロータリーからは南海ウイングバス南部、岸和田市地域巡回ローズバスの路線バスが乗り入れている。路線バスのほか東京方面への夜行バスや四国方面への高速バスも乗り入れている。

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西口にはロータリーはなく、駅前には商店街があり、駅屋上の駐車場への出入口がある。

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だんじり祭りの際には山車が駅前にも乗り入れてくるため駅周辺には多くの人が出て賑わう。

岸和田 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2018年度 12,770 7,008 5,762 54.9%
2008年度 11,823 7,192 4,631 60.8%
対08年度比 108.0% 97.4% 124.4%  

岸和田駅の2018年度1日あたりの乗車人員は12,770人で、うち定期利用者は7,008人となっている。定期比率は54.9%で、定期利用者が5割強となっている。10年前の2008年度と比較すると全体で8.0%増、定期利用者が2.6%減、定期外利用者が24.4%増となっており、定期利用者は減少しているが、定期外利用者が増加しており、全体的には微増となっている。

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