【ULも休憩で訪れる東花園車庫は花園ラグビー場の近くにある】
近鉄奈良線東花園駅は大阪府東大阪市にある。東花園検車場があり、当駅止まりの電車や回送電車の発着も多い。駅には準急、区間準急が停車する。近くにラグビーの聖地花園ラグビー場があり、高校ラグビー開催時には、快速急行や急行も臨時停車する。駅は高架化されており、近鉄奈良方で東花園検車場への線路を分岐している。電車は昼間時、区間準急が毎時3本、普通が毎時6本停車する。普通のうち半数は当駅止まりとなっている。平日朝ラッシュ時上りは7時台に準急4本、普通8本が運転されている。平日夕方ラッシュ時には19時台に準急4本、普通6本が運転されている。
東花園駅は1929年11月22日にラグビー運動場前駅として開業した。開業当初はラグビーの試合が開催される時のみ停車する臨時駅だった。戦時中には営業が休止され、戦後の1950年12月10日にラグビー場前駅として営業を再開した。1967年9月1日に東花園駅に改称され、同9月29日には東花園車庫が完成した。同年12月20日に常設駅となった。2006年3月21日ダイヤ変更で準急停車駅となった。2014年9月21日に高架化が完成した。
駅構内はホーム2面4線で、ホーム有効長は21m級車両10両分ある。準急は最大編成両数8両だが、快速急行の臨時停車にも対応したホーム有効長となっている。
下りホームは1番線が待避線、2番線が本線となっており、上りホームは3番線が待避線、4番線が本線となっている。
近鉄奈良方には引上げ線があり、下り線側からは東花園車庫への線路が分岐している。
ホームから改札がある地上へはエレベータ、エスカレータが設置されている。
改札は1ヶ所で、地上階にある。有人改札で、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。
朝夕には窓口で特急券及び定期券の購入が可能となる。
出口は2ヶ所で、北口がメインとなる。北口にはロータリーがあり、近鉄バスの路線バスが乗り入れている。
ロータリーはワールドカップ開催に向けて、整備されており、現在は様変わりしている。
西大寺車庫と並ぶ奈良線の車両基地東花園車庫の最寄駅となる。このため当駅発着の電車も多く設置されている。
ラグビーボールのマークが輝かしい東花園駅。
北口から徒歩12分程の距離に花園ラグビー場がある。
南口は恩智川が流れているため、駅周辺は狭く、駐輪場などがあるのみとなっている。
東花園 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2016年度 | 8,979 | 5,135 | 3,844 | 57.2% |
2006年度 | 6,348 | 3,850 | 2,498 | 60.6% |
対06年度比 | 141.4% | 133.4% | 153.9% |
東花園駅の2016年度1日あたりの乗車人員は8,979人で、うち定期利用者は5,135人となっている。定期比率は57.2%で、6割近くが定期利用者となっている。奈良線全体で見ると乗車人員は少ない方で、東生駒と同じぐらいの数値になっている。10年前の2006年度と比較すると全体で41.4%増、定期利用者は33.4%増、定期外利用者は53.9%増と大幅に利用者が増加している。