【関西各駅探訪第417回】JR姫新線余部駅

余部

~あまるべやないでぇよべやでぇ~

JR姫新線余部駅は兵庫県姫路市にある。余部鉄橋で有名な“あまるべ”ではなく“よべ”と読む。姫路市郊外の駅で、姫新線の半数の列車が当駅で折り返す。1930年9月1日に姫新線の終点として開業。翌1931年12月23日には東觜崎への延伸により中間駅となった。2006年7月にロータリーが整備され、2009年3月1日にはみどりの窓口も開設された。2016年3月26日からはICカードの利用が可能になった。

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対向式ホーム2面2線の行き違い駅で、当駅では折り返し設備はないため、当駅折り返しの列車は一旦太市方にある車両基地に引き上げて折り返しを行う。

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上下ホーム間は構内踏切で結ばれており、スロープが設けられ、バリアフリーに対応している。

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改札は2ヶ所で、下りホーム西側は元々駅舎はなく、出入り口の様相だったが、現在はICカードリーダーが設置されている。

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駅舎は上りホーム東側にある。有人改札で、自動改札機はないが、ICカードリーダーと自動券売機が設置されている。

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みどりの窓口が設置され、姫路からの新幹線などの切符も購入できる。

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駅前から神姫バスが発着しており、タクシーも常駐している。

余部駅の2016年度1日あたりの乗車人員は2,191人で、うち定期利用者は1,722人となっている。定期比率は78.6%で、ローカル路線らしく定期利用者が大半となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で33.1%増、定期利用者は32.5%増、定期外利用者も35.5%増となっており、全般的に利用者が増加している。姫新線の列車増発、新車投入などによる利便性の向上が功を奏した結果と言える。

  

鉄道コム

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