【関西各駅探訪第820回】JR宝塚線三田駅

三田

【新興住宅地としてJR宝塚線とともに発展してきた三田市の中心駅】

JR宝塚線三田駅は兵庫県三田市にある。神戸や大阪のベッドタウンとして宅地開発されてきた三田市の中心駅で、神鉄三田線と連絡している。特急停車駅で、JR宝塚線の全ての列車が停車する。運転上の拠点は一つ先の新三田にあるため、当駅折り返しの電車の設定はない。電車は昼間時特急がほぼ毎時1本の運転で、丹波路快速が毎時2本、普通が毎時4本運転されている。平日朝ラッシュ時上りは7時台に丹波路快速3本、快速大阪行きが3本、東西線直通の快速が3本、普通が7本運転されている。平日夕方ラッシュ時下りは18時台と19時台に特急が各1本、丹波路快速が1本、快速が4本、普通が4本運転されている。

三田

三田駅は1899年1月25日に阪鶴鉄道の駅として開業した。1907年8月1日に国有化された。1909年10月12日に路線名称が制定されて阪鶴線の駅となった。1912年3月1日に路線名が福知山線となり、同線の駅となった。1915年4月16日に有馬鉄道が開業し、当駅に乗り入れるようになった。1919年3月31日有馬鉄道が国有化されて有馬軽便線となった。1928年12月18日に神戸有馬電気鉄道三田線が開業し、当駅に乗り入れるようになった。1943年7月1日に有馬線が不要不急線となり休止された。1947年1月9日に神戸有馬電気鉄道と三木電気鉄道の合併により、神有三木電気鉄道の駅となった。1949年4月30日に神有三木電気鉄道の社名が神戸電気鉄道となり、同社の三田線の駅となった。1987年3月19日に橋上駅舎が完成した。

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駅構内は対向式ホーム2面2線で、かつて上下線間に中線が1本あったため、上下線間は少し間が空いている。ホーム有効長は20m級車両8両分ある。ホームから改札階へはエレベータ、エスカレータが設置されている。

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改札は1ヵ所で有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機、自動精算機が設置されている。

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みどりの窓口、みどりの券売機も設置されている。

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出口は2ヶ所で、北口と南口がある。神鉄三田線三田駅は南口側にあり、南口がメインとなっている。

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南口にはペデストリアンデッキがあり、駅前の各ビルやバス乗り場に直結している。

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南口にはロータリーがあり、神姫バスや阪急バスの路線バスが乗り入れている。

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北口にもロータリーが整備されている。

三田 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 18,434 13,600 4,834 73.8%
2006年度 16,455 12,289 4,166 74.7%
対06年度比 112.0% 110.7% 116.0%  

三田駅の2016年度1日あたりの乗車人員は18,434人で、うち定期利用者は13,600人となっている。定期比率は73.8%で、定期利用者が7割を超えている。10年前の2006年度と比較すると全体で12.0%増、定期利用者は10.7%増、定期外利用者は16.0%増となっており、まだ増加傾向にある。

  

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