【関西各駅探訪第818回】阪急千里線関大前駅

関大前

【大阪私大の雄関西大学への最寄駅】

阪急千里線関大前駅は大阪府吹田市にある。大阪を代表する私立大関西大学への最寄駅で、関西大学とその系列の関西第一中学、高校などがある。関西大学は駅の東側の丘陵地にあり、駅から大学までは、関大前通りと呼ばれる商店街になっており、学生向けの飲食店などが建ち並んでいる。関大前駅は1964年4月10日に花壇町駅と大学前駅を統合して設置された。関大前駅の前身の花壇町駅は1921年10月26日の北大阪電気鉄道の豊津〜千里山間延伸とともに花壇前駅として開業した。大学前駅は翌1922年4月17日に花壇町〜千里山間に新設された。花壇前駅は、その後、千里山遊園、千里山厚生園、千里山遊園、女子学院前、花壇町と駅名を5度も変えて、大学前との統合により関大前駅となった。
電車は普通のみの運転で、昼間時毎時6本の運転、平日朝ラッシュ時上り天神橋筋六丁目方面行きは7時台に10本、8時台に11本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下り北千里方面行きは17時台に10本、18時台と19時台は各9本が運転されている。関西大学や関大一高への利用は淡路方面からが主流のため、ラッシュとは逆の流れの利用も多いのが特徴である。

関大前

駅構内は対向式ホーム2面2線で、駅構内は緩くカーブしている。

関大前

ホーム有効長は18m級車両8両分ある。千里線電車は8両編成か7両編成で運転されている。

関大前

改札は南北に2ヶ所ある。北改札がメインで、関西大学正門へは北改札利用が便利だ。北改札は地下にある。有人改札で、ICカード対応の自動改札機と自動券売機、自動精算機が設置されている。

関大前

出口は2ヶ所で、地下道を通って東西に出られる。関西大学へは東口を利用することになる。

関大前

東口から北へ進むと関大前通りがあり、その突き当たりに関西大学の正門がある。

関大前

西口は大学とは逆方向の出口で、住宅地が広がっている。

関大前

南改札は無人化されている。南改札も地下にある。ICカード対応の自動改札機と自動券売機、自動精算機が設置されている。

関大前

出口は東西2ヶ所で、東口を出ると関西大学の南門がある。

関大前

東口にもエレベータが設置されている。

関大前

西口にはエレベータも設置されている。

関大前 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 17,837 13,077 4,760 73.3%
2006年度 18,891 14,930 3,961 79.0%
対06年度比 94.4% 87.6% 120.2%  

関大前駅の2016年度1日あたりの乗車人員は17,837人で、うち定期利用者は13,077人となっている。定期比率は73.3%で、定期利用者が7割以上を占めている。10年前の2006年度と比較すると全体で5.6%減、定期利用者は12.4%減、定期外利用者は20.2%増となっており、定期利用者が減って定期外利用者が増えている。いずれにしても利用者の大半は学生とみられる。

  

鉄道コム

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