【関西各駅探訪第745回】京阪宇治線宇治駅

宇治

【宇治観光の拠点の一つ。JR宇治とは宇治川を挟んで対峙する】

京阪宇治線宇治駅は京都府宇治市にある。京阪宇治線の終点で、宇治観光の拠点の一つとなっている。駅は近畿の駅百選にも選ばれている。JR奈良線宇治駅は宇治川を挟んだ対岸にあり、JRは京阪宇治線の目の前を走り、宇治川を渡って宇治駅に着く。JR宇治駅は宇治川を渡って徒歩13分ほどの距離にある。宇治の象徴とも言える平等院は宇治川の左岸にあるため、京阪宇治よりもJR宇治の方が近いが、距離的にはそれほど変わらない。

宇治

宇治線は普通のみの運転で、現在は全て線内折り返し運転となっている。昼間時は毎時6本10分毎の運転、平日朝ラッシュ時7時台は毎時8本の運転、平日夕方ラッシュ時は昼間時と同じく毎時6本10分毎の運転となる。宇治駅は1913年6月1日に宇治線開通とともに開業した。1995年6月17日に駅改良とともに現在地に移転した。

宇治

駅構内はホーム1面2線で、ホーム有効長は18m級車両6両分ある。電車は全て4両編成での運転となっている。

宇治

駅は盛り土になっており、改札は1段低いところにある。エレベータ、エスカレータが設置され、バリアフリーに対応している。

宇治

改札は1ヵ所で有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

宇治

出口も1ヵ所で南側のみ出られる。JRの線路の下をくぐると駅出口がある。

宇治

駅前にはロータリーがあり、京阪バスが各方面へ路線を運行している。

宇治

駅の西側には宇治川が流れており、南側には宇治橋があり、これを渡るとJR宇治駅がある。平等院へは宇治橋を渡って暫く南へ向かうことになる。

宇治 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 2,525 934 1,590 37.0%
2006年度 2,830 1,186 1,644 41.9%
対06年度比 89.2% 78.8% 96.7%  

宇治駅の2016年度1日あたりの乗車人員は2,525人で、うち定期利用者は934人となっている。定期比率は37.0%で、定期利用者は4割を切っている。10年前の2006年度と比較すると全体で10.8%減、定期利用者は21.2%減、定期外利用者は3.3%減となっている。

  

鉄道コム

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