【大阪城を望む環状線運転上の拠点】
JR大阪環状線森ノ宮駅は大阪市中央区にある。駅の北東側には森ノ宮電車区があり、北西側には大阪城公園がある。内回りホームからは大阪城を望めるスポットがあり、城見エリアが設けられている。森ノ宮電車区があり、大阪環状線の乗務員の交代が行われており、運転上の拠点となっている。地下鉄中央線、長堀鶴見緑地線とも連絡しており、大阪環状線の東の拠点の一つになっている。
電車は昼間時に関空紀州路快速、大和路快速、大阪環状線普通がそれぞれ毎時4本15分毎に運転されている。平日朝ラッシュ時内回り大阪方面へは8時台に関空紀州路快速が3本、区間快速が2本、環状線普通が9本、桜島線直通が4本運転されている。平日夕方ラッシュ時外回り天王寺方面は18時台、19時台に関空紀州路快速、区間快速、桜島線直通がそれぞれ毎時4本ずつと大阪環状線普通が毎時8本運転されている。
森ノ宮駅は1932年4月1日に国鉄城東線の駅として開業した。1961年4月25日に大阪環状線の駅となった。
駅構内は高架ホーム2面2線で、ホーム有効長は20m級車両8両分ある。ホームから改札がある地上へはエレベータが設置されており、バリアフリーに対応している。
改札は2ヶ所ある。北口が従来からある改札で、南口はビエラ森ノ宮の開業とともに開設された。
北口は有人改札でICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。
北口にはみどりの窓口があり、みどりの券売機も設置されている。
南口はビエラ森ノ宮が開業した2013年3月1日に開設された。ICカード対応の自動改札機が設置されているが、自動券売機の設置はなく、ビエラ森ノ宮へ出入りするだけの機能となっている。
出口は3ヶ所あり、北口は西側と北側に出られる。南口はビエラ森ノ宮に直結している。北口の西側がメインの出口となっている。
西口には大阪メトロ森ノ宮駅の5号出口、6号出口が近くにあり、乗り換えが便利だ。
大阪城へは西口を出て、駅前の交差点を渡る必要がある。近くに阪神高速東大阪線と中央大通りが走っており、駅周辺の交通量は多い。
森ノ宮駅の大阪方からは森ノ宮電車区を望むことができる。
森ノ宮 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2016年度 | 25,759 | 15,003 | 10,756 | 58.2% |
2006年度 | 28,318 | 17,641 | 10,677 | 62.3% |
対06年度比 | 91.0% | 85.0% | 100.7% |
森ノ宮駅の2016年度1日あたりの乗車人員は25,759人で、うち定期利用者は15,003人となっている。定期比率は58.2%で、定期利用者は6割を切っている。大阪環状線の中では、福島に次いで第9位の乗車人員となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で9.0%減、定期利用者は15.0%減、定期外利用者は0.7%増となっており、定期利用者の落ち込みが大きい。