【関西各駅探訪第645回】JR琵琶湖線、湖西線山科駅

山科

【京都東部の結節点は4路線が集まる滋賀への玄関口】

JR琵琶湖線山科駅は京都市山科区にある。JR琵琶湖線と湖西線が接続する駅で大阪から北陸方面への列車はここから湖西線に入る。京都市地下鉄東西線、京阪京津線も連絡しており、京都市東部の一大結節点となっている。新快速停車駅で、朝夜に運転される特急びわこエクスプレスと関空特急はるか3号が停車する。新快速は昼間時毎時4本運転され、そのうち1本は湖西線直通となっている。琵琶湖線電車は昼間時と夕方ラッシュ時は新快速、普通がそれぞれ毎時4本運転、朝ラッシュ時は概ね7〜8分毎の運転で、それぞれ毎時7、8本が運転されている。湖西線電車は昼間時は新快速1本、普通3本の運転、朝ラッシュ時京都行きは7時台6本、8時台5本が運転されている。7時台に新快速が1本設定され、8時台には大阪行きの快速が設定されている。夕方ラッシュ時は概ね毎時4本の運転で、18時台のみ新快速が1本運転される。

山科~大津

山科駅は1921年8月1日に東海道本線新ルート切替とともに開業した。東海道本線の中では後発の駅になる。旧線にも山科駅があったが、現在位置からは少し離れたところにあった。1974年7月20日には湖西線が開業し、北陸方面への列車はここから湖西線に入るようになった。1986年11月1日ダイヤ改正で新快速停車駅となった。2003年6月1日ダイヤ改正で、ホームライナーだったびわこライナーを格上げして特急びわこエクスプレスが新設され、山科が特急停車駅となった。2004年10月16日ダイヤ改正では関空特急はるか停車するようになった。その後、関空特急はるかは2012年3月17日ダイヤ改正で、3号以外は通過となった。

山科

駅構内はホーム2面6線で、2面4線に加えて、外側線に通過線がある。この通過線は外側線の本線で、ホーム側の線路は含本線になる。

山科

ホーム有効長は12両分あり、新快速、普通の12両運転に対応している。

山科

米原方では湖西線分岐のため複雑な配線になっている。

山科

ホームから改札へはエスカレータとエレベータが設置されている。

山科

エレベータは地下道ではなく、陸橋の形で設置されている。

山科

改札は1ヶ所で有人改札で、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

山科

出口は1ヶ所で南側にのみ出られる。駅前には地下鉄山科駅に続く地下入口があり、その向こう側には京阪山科駅がある。

山科

駅の東側に小さなロータリーがあり、さらに京阪山科駅の南側に大きなロータリーがあり、京阪バスなどの路線バスが発着している。

山科駅の2016年度1日あたりの乗車人員は34,126人で、うち定期利用者は22,440人となっている。定期比率は65.8%で、定期利用者は6割以上を占めている。10年前の2006年度と比較すると全体で13.0%増、定期利用者は17.6%増、定期外利用者は5.0%増となっている。

  

鉄道コム

タイトルとURLをコピーしました