【関西各駅探訪第790回】阪急宝塚本線・能勢電鉄妙見線川西能勢口駅

川西能勢口

【川西市の中心駅はまさに能勢電への入り口】

阪急宝塚本線、能勢電鉄妙見線川西能勢口は兵庫県川西市にある。阪急宝塚線と能勢電の連絡駅で、朝夕には両線を直通数る特急日生エクスプレスが運転されている。駅の南側、徒歩10分ほどの距離にJR川西能勢口駅がある。両駅はペデストリアンデッキで結ばれており、途中セリアアステ川西店、川西阪急などを通って乗り換えることができる。阪急宝塚線は昼間時には急行、普通がそれぞれ10分毎に運転されている。能勢電妙見線は昼間時に普通が毎時6本10分毎に運転され、半数は日生中央行きとなっている。平日朝ラッシュ時上りは、阪急宝塚線が7時台に特急日生エクスプレス4本、通勤特急3本、急行4本、準急4本が運転されている。ダイヤ改正により普通は池田折り返しが増加したため、7時台に川西能勢口から発車する普通電車はない。8時台は特急日生エクスプレスが2本、通勤特急2本、急行5本、準急1本、普通6本が運転されている。能勢電妙見線は7時台に日生エクスプレス4本、普通10本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下りは阪急宝塚線が19時台に特急日生エクスプレス3本、急行が9本、普通が6本運転されている。能勢電妙見線は19時台に特急日生エクスプレスが3本、普通6本が運転されている。

川西能勢口

川西能勢口駅は1913年4月8日に箕面有馬電気軌道の能勢口駅として開業した。5日後の4月13日には能勢電気軌道の能勢口〜一の鳥居間が開業した。1917年8月7日には能勢電気軌道の当駅から池田駅前(後の川西国鉄前駅)までが開業した。1965年4月1日に能勢電気軌道の駅名が能勢口から川西に変更された。同年7月1日には京阪神急行能勢口駅と能勢電気軌道川西駅の駅名を川西能勢口に変更した。1966年4月1日に、複線化に備えて能勢電気軌道の駅を改良した。1980年3月1日に阪急と能勢電の間に連絡改札が設置された。1981年12月20日に能勢電鉄の当駅から川西国鉄前までの間が廃止された。1990年12月12日に連絡改札が廃止され、阪急と能勢電は同一改札内で乗り換えできるようになった。同年12月15日に阪急の下り線を高架化した。1992年12月20日に阪急上り線を高架化した。1995年6月4日ダイヤ改正で、阪急宝塚線に特急が設定され、当駅が特急停車駅となった。1996年3月24日に能勢電の高架化が完成した。これにより川西能勢口駅の駅業務は阪急が一括管理するようになった。1997年11月16日に能勢電と阪急を繋ぐ3号線が完成し、ダイヤ改正を実施した。阪急〜能勢電を直通する特急日生エクスプレスが新設された。

川西能勢口

駅構内はホーム3面5線で2面3線を阪急宝塚本線が使用し、2面2線を能勢電妙見線が使用している。阪急のホームは18m級車両10両分あり、能勢電のホームは18m級車両8両分あるが、4号線は連絡通路設置により4両編成が停まれるだけのスペースとなった。

川西能勢口

1号線が阪急宝塚本線下り線、2号線が阪急宝塚本線上り線、3号線が阪急宝塚本線上り線、4・5号線が能勢電妙見線が使用している。

川西能勢口

宝塚本線上り電車は通常3号線から発着し、4号線に到着する能勢電の電車と接続を行なっている。

川西能勢口

2号線は平日朝夕ラッシュ時の使用となっており、当駅始発終着の普通もここから発着している。

川西能勢口

4・5号線は行き止まり式ホームになっている。

川西能勢口

4・5号線の間には連絡通路が設けられ、3号線ホームへ平面移動できるようにしている。

川西能勢口

改札は2ヶ所で、阪急と能勢電は改札内で繋がっており、同一改札を使用する。

川西能勢口

西改札がメインとなっている。有人改札で、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

川西能勢口

西改札側には広い高架下を利用した駅ナカの店舗があり、BOOK1stなどがある。

川西能勢口

東改札も有人改札で、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

川西能勢口

出口は4ヶ所で、西改札、東改札ともに南北に出口がある。西改札南口にはペデストリアンデッキが繋がっており、アステ川西のショッピングビルと直結している。

川西能勢口

アステ川西には川西阪急なども入っており、そのまま南に抜けるとペデストリアンデッキでJR川西池田駅に繋がっている。

川西能勢口

南口にはバスターミナルがあり、阪急バスの路線が乗り入れている。

川西能勢口

北口にもロータリーがあり、阪急の路線バスが発着している。

川西能勢口

北口にもペデストリアンデッキがあり、駅前のパルティK2ビルなどに直結している。駅前は人口地盤の広場になっている。

川西能勢口

東改札を出ると高架下に店舗があるベルフローラ川西EASTがあり、その一番東側に出口がある。

川西能勢口 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 20,838 9,759 11,079 46.8%
2006年度 24,171 10,062 14,109 41.6%
対06年度比 86.2% 97.0% 78.5%  

阪急宝塚本線川西能勢口の2016年度1日あたりの乗車人員は20,838人で、うち定期利用者は9,759人となっている。定期比率は46.8%で、50%を割っている。宝塚線の駅では第6位の乗車人員を誇る。10年前の2006年度と比較すると全体で13.8%減、定期利用者は3.0%減、定期外利用者は21.5%減となっており、全般的に減少傾向にある。

川西能勢口 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 22,604 13,065 9,539 57.8%
2006年度 25,669 14,976 10,693 58.3%
対06年度比 88.1% 87.2% 89.2%  

能勢電鉄妙見線川西能勢口駅の2016年度1日あたりの乗車人員は22,604人で、うち定期利用者は13,065人となっている。定期比率は57.8%で、阪急宝塚線よりも定期利用者が多い。10年前の2006年度と比較すると全体で11.9%減、定期利用者は12.8%減、定期外利用者は10.8%減となっている。

  

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