【駅付近には複線時代の遺構が残る】
叡山電鉄鞍馬線市原駅は京都市左京区にある。鞍馬線の単線区間にある駅だが、電車折り返しの都合もあり、当駅始発終着となる電車の設定もある。電車は平日データイムに毎時3本の運転で、土休日には毎時4本の運転となる。平日朝ラッシュ時上り7時台には6本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下り18時台には5本が運転されている。市原駅は1928年12月1日に鞍馬電気鉄道の駅として開業した。1939年9月に経営合理化のため、二軒茶屋から当駅までが単線化された。1942年8月1日に会社合併により京福電気鉄道鞍馬線の駅となった。1986年4月1日に路線譲渡により叡山電鉄鞍馬線の駅となった。
駅構内は地上ホーム1面1線で、ホーム有効は2両分となっている。
複線化時代のホームの跡も確認できる。
改札は無人化されているが、多客期などには係員が配置されて集札業務を行う。
出口は2ヶ所で、鞍馬方と出町柳方の2ヶ所に分かれている。
駅周辺は洛北の里の風情で高台に民家が建ち並んでいる。
市原 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2018年度 | 493 | 345 | 148 | 70.0% |
2008年度 | 191 | 63 | 128 | 32.9% |
対08年度比 | 257.8% | 549.3% | 115.2% |
市原駅の2018年度1日あたりの乗車人員は493人で、うち定期利用者は345人となっている。定期比率は70.0%で定期利用者が7割となっている。10年前の2008年度と比較すると全体で157.8%増、定期利用者は449.3%増、定期外利用者は15.2%増となっており、定期利用者が大幅に増えている。