【関西各駅探訪第1429回】阪急京都本線富田駅

富田

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【JR摂津富田駅とガチで勝負】

阪急京都本線富田駅は大阪府高槻市にある。JR京都線摂津富田駅と競合しており、商店街を挟んで徒歩3分ほどの距離にあるため、利用者の奪い合いだけでなく、両線の乗り換え需要もある関係となっている。普通のみが停車する駅で、データイムは普通が毎時6本に運転されており、半数は淡路から千里線に直通する堺筋線直通普通となっている。平日朝ラッシュ時下り大阪梅田方面行き7時台には普通が8本運転されており、うち2本が堺筋線直通となっている。平日夕方ラッシュ時上り京都河原町方面行き18時台には普通が6本運転されている。

富田

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富田駅は1928年1月16日に新京阪鉄道の淡路~高槻町(現在の高槻市)間延伸と同時に富田町(とんだまち)として開業した。開業当時は待避線があったが、1933年までに撤去された。1930年9月15日に会社合併により京阪電気鉄道新京阪線の駅となった。1943年10月1日に会社合併により京阪神急行電鉄新京阪線の駅となった。1949年12月1日に新京阪線が京都本線に改称された。1957年7月1日に富田町が高槻市に編入されたため、駅名が富田に改称された。1981年12月20日に地下駅舎が完成した。1982年11月27日に高槻市駅高架化工事に伴い、当駅京都方面行きホームに仮待避線を設置した。

富田

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駅構内は地上ホーム2面3線で、上り京都河原町方面行きホームは待避線構造となっており、真ん中に通過線があるトリッキーな構造になっている。

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ホーム有効長は18m級車両8両分で、高槻市駅高架化工事のため仮で設置された通過線が高架化完成後も本設する形で設置されている。

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下りホームにはトイレとコインロッカーが設置されている。

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上下ホーム間は地下道で結ばれており、エレベータが設置されている。

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改札は1ヶ所で有人改札になっている。地下に設置されており、ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。

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出口は2ヶ所あり、南北に出られる。改札付近の地下道にはネスカフェのコーヒースタンドがある。

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北出口はJR摂津富田駅側にあり、駅周辺は商店街になっており、周辺の道路は狭い。

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南出口はタクシー乗り場が設置されているが、駅周辺の道路は狭く、駅前には路線バスの乗り入れはない。

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南出口付近には駐輪場が整備されている。

富田 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2018年度 9,631 5,656 3,975 58.7%
2008年度 10,291 5,025 5,266 48.8%
対08年度比 93.6% 112.6% 75.5%  

富田駅の2018年度1日あたりの乗車人員は9,631人で、うち定期利用者は5,656人となっている。定期比率は58.7%で、定期利用者は6割弱となっている。10年前の2008年度と比較すると全体で6.4%減、定期利用者は12.6%増、定期外利用者は24.5%減となっており、定期利用者は増加しているが、定期外利用者の減少が大きい。

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