【関西各駅探訪第964回】近鉄大阪線耳成駅

耳成

【みみなりではなくみみなしと読む大和三山の一つにも数えられる駅】

近鉄大阪線耳成駅は奈良県橿原市にある。河内国分以遠各駅に停まる準急以下が停車する。大和三山の耳成山が駅北西側にある。”みみなり”でなく、”みみなし”と読む。電車はデータイム毎時3本の運転で、区間準急2本、普通1本が運転されている。平日朝ラッシュ時上り7時台は準急3本、区間準急1本、普通2本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下り18時台には準急が4本運転されている。

耳成

耳成駅は1929年1月5日に大阪電気軌道桜井線の大軌八木～桜井間開通とともに開業した。1941年3月15日に大阪電気軌道は参宮急行電鉄と合併し、関西急行鉄道となり、同社の大阪線の駅となった。1944年6月1日に近畿日本鉄道の駅となった。

耳成

駅構内は対向式ホーム2面2線で、ホーム有効長は21m級車両6両分ある。

ホームから駅舎がある地下へは階段のみのアクセスで、エレベータやエスカレータはない。スロープ専用の出口が設けられている。

耳成

改札は1ヵ所で、地下にある。上下ホーム共用で、有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機、自動券売機、自動精算機が設置されている。

耳成

出口は2ヶ所あり、南北に出られる。南口は車を止められるスペースはあるが、周辺の道路は狭く、バスの乗り入れなどはない。

耳成

北口は駐輪場が整備されている。

耳成駅の2016年度1日あたりの乗車人員は2,090人で、うち定期利用者は1,509人となっている。定期比率は72.2％で、定期利用者が7割以上を占めている。10年前の2006年度と比較すると全体で4.5%減、定期利用者は8.5%減、定期外利用者は7.8%増となっている。