【駅南側には太平洋を望む三輪崎海岸が広がる】
JR紀勢本線三輪崎駅は和歌山県新宮市にある。新宮の一つ手前にある駅で、駅の南側には三輪崎海岸がある。普通のみが停車する駅で、列車は下り和歌山方面行きが11本、上り新宮方面行きが12本運転されている。昼間時は2時間以上間隔が空くところもあり、過疎ダイヤになっている。
三輪崎駅は1912年12月4日に新宮鉄道の当駅から勝浦(現在の紀伊勝浦)までの開通とともに開業した。1913年3月1日に新宮から熊野地を経て当駅に至るルートが開通。1934年7月1日に新宮鉄道が国有化されて紀勢中線の駅となった。1938年5月20日に新宮から当駅までのルートが新線に切り替わった。1940年8月8日に路線名称変更により紀勢西線の駅となった。1959年7月15日に紀勢本線全通により同線の駅となった。1985年3月14日に無人化された。
駅構内はホーム2面2線で、ホーム有効長は20m級車両6両分ある。
上下ホーム間には陸橋が設けられており、出口は下り和歌山方面行き側にある。
改札は無人化されており、自動改札機、自動券売機の設置はない。
出口は1ヵ所で駅南側に出られる。駅から200mほどの距離に三輪崎海岸が広がっており、駅からも海が見える。
駅前には簡易的な駐輪場がある。
駅構内には新宮市の花であるハマユウの花がある。
三輪崎 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2017年度 | 28 | 22 | 6 | 78.6% |
2007年度 | 72 | 44 | 28 | 61.1% |
対07年度比 | 38.9% | 50.0% | 21.4% |
三輪崎駅の2017年度1日あたりの乗車人員は28人で、うち定期利用者は22人となっている。定期比率は78.6%で、定期利用者が8割近くになっている。10年前の2007年度と比較すると全体で61.1%減、定期利用者は50.0%減、定期外利用者は78.6%減となっており、大幅に減少している。