【くじらの町太地町の中心駅には一部特急も停車する】
JR紀勢本線太地駅は和歌山県東牟婁郡太地町にある。特急くろしおが停車する主要駅で、太地町の中心駅となっている。駅は町の中心部から少し離れており、東側に太地町の中心部があり、くじらの博物館なども東側の半島部にある。
電車は特急くろしおが下り和歌山方面行きが6本、上り新宮方面行きが6本が停車、普通が下り9本、上り10本の運転で、2~3時間置きとなる時間帯が多い。太地駅は1935年7月18日に紀勢中線紀伊勝浦から下里までの開通とともに開業した。1940年8月8日に江住~串本間、新宮~紀伊木本(現在の熊野市)間が開通したことにより紀勢西線の駅となった。1959年7月15日に紀勢本線全通により紀勢本線の駅となった。1985年3月14日に無人化され、特急くろしおの一部が停車するようになった。JR発足後、2014年3月15日ダイヤ改正で、特急くろしおの全てが停車するようになった。2016年12月17日からICOCAなどICカードの利用が可能になった。
駅構内はホーム1面1線で、特急停車のためホーム有効長は9両分ある。
ホームの壁には町の象徴とも言えるくじらが描かれている。
ホーム上にICカードリーダーが設置されている。
ホームは築堤の上にあり、改札がある地上へはエレベータも設置されている。
改札は無人化されており、ホーム上にICカードリーダーが設置されているが、改札付近には何もない。
自動券売機が設置されており、自由席特急券も購入することができる。無人化されているためみどりの窓口は設置されていない。
特急停車駅ということもあり待合室とコインロッカーが設置されている。
駅舎には南紀くろしお商工会太地支所が入居しており、太地町観光案内所も併設されている。観光案内所ではレンタサイクルなども取り扱っている。
駅前からは太地町町営じゅんかんバスが発着しており、タクシーも常駐している。
太地 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2017年度 | 111 | 66 | 45 | 59.5% |
2007年度 | 154 | 110 | 44 | 71.4% |
対07年度比 | 72.1% | 60.0% | 102.3% |
太地駅の2017年度1日あたりの乗車人員は111人で、うち定期利用者は66人となっている。定期比率は59.5%で、定期利用者は6割弱となっている。10年前の2007年度と比較すると全体で27.9%減、定期利用者は40.0%減、定期外利用者は2.3%増となっている。