【神鉄発祥の地の今は神鉄横丁】
神鉄有馬線、神戸高速線の湊川駅は神戸市兵庫区にある。神鉄発祥の地で、神戸高速線開通前はターミナル駅だった。地上にあったターミナル駅跡には神鉄横丁などができて、その痕跡は少ない。神鉄有馬線と神戸高速線の2路線が乗り入れるが、線路戸籍上の話で、電車は全て神戸高速線の新開地まで乗り入れている。駅名は異なるが神戸市営地下鉄西神・山手線の湊川公園駅と連絡しており、乗り換え客も多い。電車はデータイム毎時8本の運転で、有馬線・三田線系統が15分毎、粟生線系統が15分毎の運転となっている。平日朝ラッシュ時上り7時台には有馬線が特快速2本、急行1本、準急2本、普通3本、粟生線は快速2本、急行2本、準急2本、普通4本が運転されており、1時間あたり18本が運転されている。平日夕方ラッシュ時18時台には有馬線が急行2本、準急1本、普通5本、粟生線が快速1本、準急1本、普通3本が運転されている。
湊川駅は1928年11月28日に開業した。1968年4月6日に現在の地下駅に移設された。翌7日に神戸高速鉄道南北線が新開地まで開通し、神鉄有馬線と直通した。2005年にバリアフリー化によりエレベーターが設置された。2010年10月1日から神戸高速鉄道の運営形態が変わり、南北線は神鉄神戸高速線となり、神鉄の単独駅となった。
駅構内はホーム1面2線で、ホーム有効長は18m級車両5両分ある。隣の新開地までは500mしか離れておらず、ホーム南側からは新開地駅が見える。
ホームから改札があるコンコースへはエレベーターが設置されている。
改札は1ヶ所で、有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機、自動精算機が設置されている。
改札があるコンコースはかなり狭く、改札付近の地下通路は人が行き交うとすぐに一杯になる。
狭いところにコインロッカーや自動販売機などが並んでいる。
改札付近にはセブンイレブンのコンビニとATMが設置されている。
地下鉄湊川公園駅とは地下連絡道で繋がっている。
出口は5ヶ所ある。北側の兵庫区役所方面への出口には神鉄横丁があり、かつてターミナル駅だった跡地が活用されている。
地上に上がると湊川公園の高架下にあり、店舗が建ち並んでいる。
西側の出口は神戸市バスのりばがある。高架には湊川公園がある。
東側は地下鉄湊川公園駅の東改札とパークタウン方面に抜けられる。
湊川 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2017年度 | 4,742 | 2,496 | 2,247 | 52.6% |
2007年度 | 6,173 | 3,718 | 2,455 | 60.2% |
対07年度比 | 76.8% | 67.1% | 91.5% |
湊川(高速) | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2017年度 | 1,334 | 658 | 677 | 49.3% |
2007年度 | 1,299 | 603 | 696 | 46.4% |
対07年度比 | 102.7% | 109.1% | 97.2% |
湊川駅の2017年度1日あたりの乗車人員は4,742人で、うち定期利用者は2,496人となっている。神戸高速側は1,334人、うち定期利用者は658人となっている。いずれも定期比率は50%前後で、定期利用者と定期外利用者が半々といった模様である。10年前の2007年度と比較すると神鉄側は全体で23.2%減、定期利用者は32.9%減、定期外利用者は8.5%減になっている。神戸高速側は全体で2.7%増、定期利用者は9.1%増、定期外利用者は2.8%減となっている。