【関西各駅探訪第811回】阪急今津線甲東園駅

甲東園

【アメフトで有名な関学の最寄駅】

阪急今津線甲東園駅は兵庫県西宮市にある。駅周辺には関西学院大学をはじめ、私立公立の大学、高校、中学が沢山あり、学生の利用が多い。周辺は六甲山の山裾にあたり、起伏が激しく、西側にある関西学院大学へはかなりの坂を上らなければならない。近くには山陽新幹線六甲トンネルの坑口がある。甲東園駅は1922年6月1日に西宝線の小林〜門戸厄神間に新設された。1926年12月18日に西宝線は今津線に改称され、同線の駅となった。1998年4月29日に橋上駅舎が完成した。

甲東園

電車は普通の運転が基本で、平日朝ラッシュ時に梅田まで直通する準急が運転されている。昼間時は普通が毎時6本10分毎の運転。平日朝ラッシュ時西宮北口方面行きは7時台に準急4本、普通11本が運転。8時台には準急が2本、普通が12本運転されている。西宮北口、梅田方面への通勤通学輸送のほか、前述したように駅周辺の学校に通学する学生生徒の利用も多く、逆方向の需要も多い。平日夕方ラッシュ時宝塚方面行きは、普通のみの運転で、18時台に9本、19時台に10本が運転されている。

甲東園

駅構内は対向式ホーム2面2線で、駅舎は橋上化されている。

甲東園

ホーム有効長は下り宝塚方面行きホームが18m級車両6両分、上り西宮北口方面行きホームは準急停車に対応して18m級車両8両分となっている。

甲東園

ホームから橋上駅舎へはエレベーター、エスカレーターが設置されている。

甲東園

改札は1ヶ所で有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機、自動精算機が設置されている。

甲東園

駅改札内にコインロッカーが設置されている。

甲東園

出口は2ヶ所で、西口がメインとなっている。

甲東園

西口はデッキで駅前ビルのアプリ甲東に繋がっている。

甲東園

西口からは阪急バスの路線バスが発着しており、関西学院大学やJR西宮、阪神西宮などへバスが運行されている。

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東口は周辺道路が狭くバスの乗り入れはない。駅前ビルに繋がっている。

甲東園 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 20,044 13,057 6,986 65.1%
2006年度 17,074 11,318 5,756 66.3%
対06年度比 117.4% 115.4% 121.4%  

甲東園駅の2016年度1日あたりの乗車人員は20,044人で、うち定期利用者は13,057人となっている。定期比率は65.1%で、阪急の各駅としては定期比率が高く、7割近くが定期利用者となっている。その大半が学生の利用と思われる。10年前の2006年度と比較すると全体で17.4%増、定期利用者は15.4%増、定期外利用者は21.4%増となっており、全般的に利用者が増えてきている。

  

鉄道コム

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