【関西各駅探訪第681回】近鉄橿原線八木西口駅

八木西口

【大和八木駅構内から脱皮して単独駅となった】

近鉄橿原線八木西口駅は奈良県橿原市にある。大和八木駅の1つ隣の駅で、かつては同駅の構内扱いになっていた。現在も営業上は大和八木駅と扱われており、当駅は営業キロが設定されていない。運賃は全て大和八木駅と同額で設置されている。なお、当駅から大和八木までの運賃は初乗り運賃が適用されている。大和八木から橿原神宮前まで各駅に停車する急行も当駅に停車する。昼間時は急行が毎時2本、普通が毎時3本運転されている。等間隔にはなっておらず、急行は概ね30分毎、普通は概ね20分毎の運転となっている。平日朝ラッシュ時には大和西大寺方面へ7時台に急行4本、普通が5本運転されている。橿原神宮前方面へは7時台に急行4本、普通4本が運転されている。平日夕方ラッシュ時には、急行2本、普通4本が運転されている。

八木西口

八木西口駅は1923年3月21日に大阪電気軌道畝傍線の八木駅として開業した。1928年には大軌八木に改称された。1929年1月5日に大阪電気軌道桜井線が桜井まで開通し、それに伴い大軌八木駅が現在位置に移転されて、旧大軌八木駅は八木西口に改称された。但し、当時は現在の大阪線にあたる桜井線との直通運転も行われており、八木での乗り降りに配慮して、八木西口駅は大軌八木駅と同一扱いとした。1939年7月28日に畝傍線から橿原線の駅となった。1941年3月15日に大軌と参宮急行が合併し、関西急行鉄道の駅となった。1944年6月1日には戦時統合などにより、近畿日本鉄道の駅となった。1967年12月20日に大阪線と直通する定期列車が廃止になった。

八木西口

駅構内は対向式ホーム2面2線で、ホーム有効長は21m級車両6両分ある。

八木西口

大和八木方には大阪線大阪上本町方面への短絡線が設置されており、臨時列車や回送電車がここを通る。

八木西口

改札は地下にあり、ホームから改札階へはエレベータが設置されており、バリアフリーに対応している。

八木西口

改札は1ヶ所で有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

八木西口

出口は2ヶ所で、東口と西口がある。東口は大和八木駅に近いが、徒歩5分ほどはかかる。東口周辺は橿原市の商店街になっている。

八木西口

西口は駐輪場があり、駅周辺は住宅地になっている。西側には飛鳥川が流れているため、住宅地は西北側に広がっている。南側にはJR桜井線が走っている。

八木西口

蔵のような造りになっている八木西口駅前の駐輪場。

  

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