神鉄6500系

6502F

6502F

1 .概要

会社名 神戸電鉄
形式 6500系
制御方式 フルSiC-MOSFET素子VVVFインバータ制御 1C4M
主電動機 全密閉かご形三相誘導電動機定格140kW
ブレーキ MBSA形電気指令式電磁直通ブレーキ(電力回生・発電ブレーキ付き)・保安ブレーキ
台車 軸梁式ダイレクトマウント空気ばね台車
KW-68A
最高速度 80km/h
加速度 3km/h/s
減速度(通常) 3.3km/h/s
減速度(非常)  
製造初年 2016年
電気方式 直流1500V
軌間 1067mm
保安装置 ATS
座席定員 先頭車6000 114人
中間車6100 124人
3扉ロングシート
編成 3両
既存両数 18両
使用線区 神鉄有馬線・三田線・粟生線・神戸高速線
製造メーカー 川崎重工

神鉄6500系は1000系の置き換え用として2016年に登場した。2016年5月21日ダイヤ改正に営業運転を開始した。6000系とは異なり3両編成で製造された。有馬線、三田線、粟生線、公園都市線全てで運用が可能になっている。外観は6000系をベースとしている。車体は構体と台枠がステンレスで、前頭部は普通鋼となり、ブラックフェイスに神鉄のイメージカラーの赤のラインが入っている。これまでの神鉄車両と同様に18m級3扉ロングシートとなっている。

2.車体

18m級車両3扉ロングシート車で、ステンレス車体を採用している。前頭部は鋼製になっており、ブラックを基調にゴールドとレッドを組み合わせたデザインになっている。

3.車内

車内は6000系を踏襲している。座席はロングシートで、モヘアモケットを使用した大型袖仕切りを採用し、急ブレーキや衝突時の乗客の保護を高めているほか、袖仕切り上部を透明の強化ガラスとしている。インテリアデザインは木目調と白色の化粧板を採用し、従来車両の車内空間を継承している。座席間の中仕切り部にはスタンションポールが新設されている。つり革は従来の高・低の2段に加え、更に低い段を追加した3段階で設置された。また出入り口部には枕木方向にもつり革を設置している。車内案内表示器は、32インチハーフサイズの大型ディスプレイを1両あたり3ヶ所千鳥状に配置し視認性の向上を図っている。

6500系

6500系

4.制御方式

制御装置は、SiC適用のMOSFET素子による2レベルVVVFインバータ制御装置の採用し、1C4M方式のユニットを両先頭車に搭載する。

5.主電動機

主電動機は定格出力140kWの全密閉かご形三相誘導電動機を採用し、電力損失の低減や低騒音化、保守性の向上が図られた。

6.台車

台車は従来車と同様、軸梁式でダイレクトマウント構造の空気ばね方式とし、駆動方式はWN継手によるカルダン駆動方式を採用した。

7.制動装置

MBSA形電気指令式電磁直通ブレーキ(電力回生・発電ブレーキ付き)と保安ブレーキを装備している。

8.集電装置

集電装置は6000系と同様にシングルアームパンタグラフを装備している。

6500系

6500系

9.運転台

主幹制御器は従来のツーハンドル式を採用、各スイッチ類やモニタ表示器などの機器類は、ワンマン運転に対応してた配置になっている。

10.空調装置

冷房装置は、24.42kWのセミ集中式クーラを1両あたり2台搭載している。低騒音型ラインデリアを天井部に設置し、室内温度の均一化を図っている。
暖房装置は片持ち式の座席に吊り下げる構造とし、足元スペース拡大と暖房効率向上を目指した設計としている。

11.照明装置

車内灯は色温度5000ケルビンのLED灯を採用、前照灯もLED灯を採用して視認性向上と長寿命化を図った

12.編成

4両編成で建造された6000系に対して全車3両編成で建造されている。

13.運用

神鉄神戸高速線、有馬線、三田線、粟生線、公園都市線で運用されている。準急と普通に運用されており、3両編成のため有馬線・三田線の特快速や急行の運用はない。

神鉄6500系 4両編成 18両    
←新開地   粟生・三田→    
6500Mcp 6600T 6500Mcp    
114人 124人 124人 製造年 メーカ
6502 6601 6501 2016年 川重
6504 6602 6503 2017年 川重
6506 6603 6505 2018年 川重
6508 6604 6507 2018年 川重
6510 6605 6509 2018年 川重
6512 6606 6511 2018年 川重

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