関西各駅探訪第171回~JR琵琶湖線南草津駅~

【急成長の新興駅は、新快速停車で草津追い抜き体制に入った!】

南草津

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JR琵琶湖線南草津駅は、滋賀県草津市にある。1994年9月4日に開業した比較的新しい駅で、計画当初は野路駅という駅名だった。立命館大学びわこ・くさつキャンパスの最寄駅となっており、乗降者数は開業以来右肩上がりで伸び続けてきた。その結果、2011年3月12日のダイヤ改正から新快速が停車するようになった。

南草津駅は1994年(平成6年)9月4日に東海道本線(琵琶湖線)の草津〜瀬田間に新設される形で開業した。1999年(平成11年)2月17日に東口の駅前広場が完成した。2003年(平成15年)11月1日にICカードICOCAの利用が可能となった。2011年(平成23年)3月12日ダイヤ改正で新快速が全列車終日停車するようになった。2018年(平成30年)3月17日に駅ナンバリングが導入された。2021年(令和3年)3月13日ダイヤ改正で、関空特急はるか・通勤特急びわこエクスプレスの停車駅になった。

南草津

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南草津駅は2面4線でホーム有効長は12両分ある。新快速はデータイムは内側線走行となっているため、データイムは全ての電車が3・4番線から発着する。朝夕ラッシュ時には新快速の他、草津線電車なども外側線を走行する。

南草津

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改札は1ヶ所で、橋上駅舎となっている。有人改札でみどりの窓口も設置されている。駅構内にはキヨスクなどの店舗はないが、ラッチ外にセブンイレブンがある。

南草津

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西口は区画整理が遅れていたが、近年整備が進み、銀行やホテルが駅前に開業している。

南草津

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ロータリーも整備されており、バスやタクシーが発着している。近江鉄道バス、まめバスが発着しており、イオンモール草津、草津駅、大学病院方面への路線が運行されている。

南草津

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西口がメインとなっており、駅前にはバスターミナルがあり、フィリエ草津、SEIYUなどの店舗が建ち並んでいる。駅周辺には高層マンションも建ち並んでおり、乗降者数増加に大きく貢献している。西口からは近江鉄道バス、帝三湘南交通の路線バスが発着し、立命館大やパナソニックなどへ路線を運行している。また、西口からは夜行高速バスも発着している。


南草津駅の2015年度1日あたりの乗車人員は、29,128人で、うち定期利用者は19,335人となっている。定期比率は66.4%で、JRの各駅と比べると若干低い。10年前の2005年度は19,146人の乗車人員で、定期利用者は13,588人だった。乗車人員は実に52.1%増加しており、2014年度には草津駅の乗車人員を越えた。定期利用者は42.3%増加しているが、定期外利用者は76.2%増加しており、定期利用者よりも定期外利用者の方が増加している。新快速停車により、利用者はさらに増加しており、今後の発展もまだまだ期待できそうである。

  

鉄道コム

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