【関西各駅探訪第694回】近鉄奈良線富雄駅

富雄

【駅周辺は閑静な住宅街と学生で賑わう】

近鉄奈良線富雄駅は奈良県奈良市にある。準急以下の電車が停車する。少し離れているが、駅南側に帝塚山大や近畿大があり、学生の利用も少なくない。昼間時は区間準急と普通がそれぞれ毎時3本ずつ停車する。区間準急は東花園まで各駅に停まるため、各駅停車が毎時6本運転されているのと同じだ。平日朝ラッシュ上り大阪難波方面へは7時台に準急4本、普通3本が運転、8時台に準急5本、普通1本が運転されている。平日夕方ラッシュ時には下り近鉄奈良方面へ18時台に準急3本、普通4本が運転、19時台に準急4本、普通3本が運転されている。

富雄

富雄駅は1914年4月30日に大阪電気軌道の駅として開業した。1941年3月15日に関西急行の駅となり、同年に鵄邑に改称された。1944年6月1日に近畿日本鉄道の駅となり、戦後1953年4月1日に再び富雄駅に戻った。1965年10月30日に高架化された。

富雄

駅構内は島式ホーム1面2線の高架駅で、準急停車駅のため、ホーム有効長は21m級車両8両分ある。

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改札は地上にあり、ホームから改札へはエレベーター、エスカレーターが設置されている。

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改札は2ヶ所あり、西口がメインとなっており、有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

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東口はエスカレーターのみのアクセスとなっている。こちら側にもICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

富雄

西口の南側にはロータリーがある。奈良交通のバス路線が発着している。

富雄駅の2016年度1日あたりの乗車人員は14,707人で、うち定期利用者は9,117人となっている。定期比率は62.0％で、定期利用者は6割強となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で4.9%減、定期利用者は11.0%減、定期外利用者は7.1%増となっている。