関西各駅探訪第203回~近鉄生駒線勢野北口駅~

【駅はローカルな風情だが駅の周りは信貴山の裾野に広がる新興住宅地】

勢野北口

勢野北口

近鉄生駒線勢野北口駅は、奈良県生駒郡三郷町にある。三郷町といえば、JR大和路線の三郷を思い浮かべるが、町の中心部は、生駒線側にあり、町役場は隣の信貴山口駅の近くにある。

勢野北口

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ホーム1面1線の棒線構造で、行き違いできない構造になっている。生駒線は全線に渡って複線化の用地が確保されており、駅の南側にはそれらしき用地がある。

勢野北口駅は1951年(昭和26年)11月20日に信貴生駒電鉄の竜田川〜信貴山口(現在の信貴山下)間に新設開業した。1964年(昭和39年)10月1日に近畿日本鉄道が信貴生駒電鉄を合併。近鉄生駒線の駅となった。2007年(平成19年)4月1日にICカード PiTaPaの使用を開始した。2012年(平成24年)12月21日に元山上口、竜田川とともに終日無人駅化された。

勢野北口

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無人駅で、ICカード対応の自動改札も2台設置されている。

勢野北口

勢野北口

出口は1ヵ所のみで、北側に出口がある。南側には出口はなく、西側にあるガードをくぐって線路の南側に出る必要がある。


勢野北口駅の2014年度1日あたりの乗車人員は980人で、うち定期利用者は594人だった。定期比率は60.6%で、朝夕ラッシュ時以外は非常に利用者は少ない。10年前の2004年度には、1,080人の乗車人員があり、定期利用者は672人だった。いずれも10%前後減少しており、周辺の宅地開発が終わり、利用者は減少傾向となっている。

  

鉄道コム

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