【関西各駅探訪第238回~JR嵯峨野線花園駅~】

【木造屋根の京風高架駅】

花園

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JR嵯峨野線花園駅は、京都市右京区にある。1996年3月に高架化され、京都らしい木造の屋根を持つ特徴的な高架駅となっている。快速は通過するため、普通のみが停車する。駅近くには花園の地名の由来となる法金剛院があり、駅の北側には少しは慣れているが、妙心寺など京都でも有数の寺院が集まっている地域である。なお、花園高校、花園中学へは当駅が最寄駅となるが、花園大学は隣の円町の方が近い。

花園駅は1898年(明治31年)1月1日に京都鉄道の二条〜嵯峨(現在の嵯峨嵐山)間に新設開業した。旅客・貨物の取り扱いを開始した。1907年(明治40年)8月1日に京都鉄道が国有化された。1909年(明治42年)10月12日に線路名称制定され、京都線の所属となった。1912年(明治45年)3月1日に線路名称改定され、京都線が山陰本線に編入され、当駅もその所属となった。1960年(昭和35年)3月10日に貨物の取り扱いを廃止した。1987年(昭和62年)4月1日に国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となった。1988年(昭和63年)3月13日から嵯峨野線の愛称を使用開始した。1992年(平成4年)11月1日からみどりの窓口営業を開始した。1996年(平成8年)3月19日に高架駅化された。2000年(平成12年)9月23日に当駅から二条まで複線化された。2003年(平成15年)11月1日にICカードICOCAの利用が可能となった。2010年(平成22年)3月7日に当駅から嵯峨嵐山まで複線化され、交換設備廃止された。2018年(平成30年)3月17日に駅ナンバリングが導入された。

花園

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島式ホーム1面2線で、太秦方も複線化により、構内配線はすっきりした。

花園

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改札は1ヵ所のみで、高架下の地上にある。ICカード対応の自動改札機が設置されており、みどりの窓口もある有人改札となっている。

花園

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改札がある地上からホームへはエレベータも設置されている。

花園

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地上からホームへは1人乗りの上りエスカレータも設置されている。

花園

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駅出口は1ヶ所のみで、南側には出られない構造になっている。駅前は広場になっており、催し物なども行われる。

花園

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駅前には広場があり、バス停もある。バス停からは京都市バスと京都バスが発着している。

花園駅の2015年度1日あたりの乗車人員は3,844人で、うち定期利用者が2,397人となっている。定期比率は62.4%で、アーバンネットワーク各線の駅としては定期比率はあまり高くない。京都観光での定期外利用者が多いのかもしれない。10年前の2005年度と比べると5.6%減少している。定期利用者も4.9%減少しており、定期外利用者も6.7%の減少となっている。

  

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