【関西各駅探訪第351回】~近鉄生駒線南生駒駅~

【生駒市内の新興住宅と長閑な風景が混在する生駒線乗降者数ナンバー1の駅】

南生駒

南生駒

近鉄生駒線南生駒駅は奈良県生駒市にある。生駒からの複線区間が終わる駅でここから萩の台までは単線となる。生駒線の前身信貴生駒電鉄は王寺から建設され、 南生駒駅は1926年12月28日に元山上口〜仮新生駒間開業により設置された。信貴生駒電鉄は戦時統合による合併もなく、戦後も暫く存続したが、1964年10月1日に近鉄に合併され、南生駒駅も近鉄生駒線の駅となった。1977年7月31日には、菜畑〜南生駒間が複線化された。

南生駒

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駅構内は2面2線で、王寺方は単線となっている。このため、当駅で行き違いを行う電車も多い。ホーム有効長は生駒線最大編成両数の4両までとなっている。

南生駒

南生駒

駅舎は地下にあり、ICカード対応の自動改札機や自動券売機が設置される有人駅となっている。両ホームとは地下連絡通路で結ばれている。

南生駒

南生駒

出口は2ヶ所あり、東口には小さなロータリーがある。生駒市コミュニティバスが発着している。東口周辺は新興住宅地として整備されており、街並みは新しい。

南生駒

南生駒

西口はロータリーはなく、昔ながらの駅前といった風情で東口のような新興住宅地の雰囲気はない。

南生駒

南生駒

駅にはエレベータはないが、スロープが設置されており、バリアフリーに対応している。

南生駒

南生駒

上下ホーム個別でスロープが設置されており、西口にもある。

南生駒

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駅改札付近には善意の傘が置かれている。

南生駒駅の2015ねんど1日あたりの乗車人員は2,943人で、うち定期利用者は1,877人となっている。定期比率は63.8%で定期利用者も多いが、定期外利用者も少なくない。近鉄生駒線の中間駅ではナンバー1の乗車人員を誇っている。10年前の2005年度と比較すると全体で1.6%減、定期利用者は8.9%減、定期外利用者は14.5%増となっており、定期利用者が減少して、定期外利用者が増えている。ICカードなどへの移行が進んだ結果と思われるが、全体的には微減となっている。

  

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