【関西各駅探訪第214回~近鉄南大阪線浮孔駅~】

【安寧天皇の片塩浮孔宮につながる歴史ある駅名】

浮孔

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近鉄南大阪線浮孔駅は奈良県大和高田市にある。高田市の隣の駅で、周辺は住宅地と田畑が混在する地域である。藤井寺以遠各駅に停まる準急と普通のみが停車する。

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浮孔駅はホーム2面2線の地上駅で、駅舎は上りホーム方にあり、下りホームからは構内踏切を渡って向かうことになる。エスカレータ、エレベータの設置はなく、ホームから駅舎へはスロープになっているため、簡易的にバリアフリーに対応している。

浮孔駅は1929年(昭和4年)3月29日に大阪鉄道の古市〜久米寺(現在の橿原神宮前)間延伸とともに開業した。1943年(昭和18年)2月1日に関西急行鉄道が大阪鉄道を合併し、関西急行鉄道天王寺線の駅となった。1944年(昭和19年)6月1日に戦時統合により関西急行鉄道が南海鉄道と合併し、近畿日本鉄道南大阪線の駅となった。1993年(平成5年)3月17日にホームが6両分に延伸された。2007年(平成19年)4月1日にICカードPiTaPaの使用を開始した。2013年(平成25年)12月21日に終日無人駅化された。

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改札は1ヶ所のみで、ICカード対応の自動改札機が完備され、自動券売機も設置されている。無人化されており、インタフォンが設置されており、自動改札などは遠隔操作が可能になっている。

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駅前からは大和高田市のコミュニティバスきぼう号が発着しており、1日3往復が運行されている。


浮孔駅の2014年度1日あたりの乗車人員は788人で、定期利用者は528人となっている。定期比率は66.9%で、近鉄の各駅と比べると比較的高い定期比率となっている。10年前の2004年度と比べると全体で13%減少しており、定期利用者は16.3%も減少している。少子高齢化、周辺人口、就業人口の減少、モータリゼーションなど地方がかかる問題そのものが利用者減の要因と思われる。

  

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