関西各駅探訪第208回~近鉄大阪線桔梗が丘駅~

【通勤時に特急も停車する近鉄が開発した名張桔梗が丘住宅の最寄駅】

桔梗が丘

桔梗が丘

近鉄大阪線桔梗が丘駅は、三重県名張市にある。名張駅の1つ東にあり、朝夜には特急列車の停車もある。桔梗が丘住宅の開発とともに1964年に開業し、利用客を増やしていき、1995年のピーク時には1日13,129人の乗車人員があった。少子高齢化社会の影響をもろに受けた形になっており、2014年度の乗車人員は3,407人となっており、ピーク時の4分の1程度にまで利用者が減少している。

桔梗が丘駅は1964年(昭和39年)10月1日に大阪線名張〜美旗間に新設開業した。1970年(昭和45年)3月21日に急行の停車駅に追加された。1989年(平成元年)12月5日に橋上駅舎化され、北口が開設された。1990年(平成2年)3月15日ダイヤ変更で特急の停車駅に追加された。同年7月に自動改札機が設置された。2007年(平成19年)4月1日 にICカードPiTaPaの使用が可能になった。

桔梗が丘

桔梗が丘

桔梗が丘駅はホーム2面2線で、西側に保守用の側線が並んでいる。2面4線化も視野に入れた構造になっているが、今のところ2面4線化するような計画はないし、利用者の減少が続く限り、駅の拡大は考えられない。

桔梗が丘

桔梗が丘

ホームは10両分あり、朝ラッシュ時に青山町から10連運転される快速急行の停車に対応している。

桔梗が丘

桔梗が丘

橋上駅舎になっており、改札は1ヵ所となっている。ICカード対応の自動改札機がある有人駅で、特急停車駅のため、特急券も販売されている。

桔梗が丘

桔梗が丘

出口は2ヶ所あり、西口、東口ともにロータリーがある。近鉄大阪線は東西方向に走るが、名張付近では北東方向を向いて走るため、桔梗が丘駅の出口は東西に分かれている。

桔梗が丘

桔梗が丘

東口がメインの出口で、駅前のロータリーからは各所へのバス路線が発着している。近鉄百貨店から業態変更した近鉄プラザ桔梗が丘のショッピングセンターなどがあり、西口よりも店がある。

桔梗が丘

桔梗が丘

西口にもロータリーがあり、バスの発着もあるが、規模的には東口ほどではない。駅前には有料駐車場も隣接しており、パークアンドライドに対応している。


桔梗が丘駅の2015年度1日あたりの乗車人員は3,397人で、うち定期利用者は2,502人となっている。定期比率は73.7%と昨今の定期利用者が減少している中、定期比率は高い方である。10年前の2005年度には4,979人の乗車人員があり、定期利用者は3,787人だった。この10年で30%強乗車人員が減少しており、利用者の減少は深刻である。定期利用者も33.9%も減少しており、定期外利用者も25%ほど減少している。

  

鉄道コム

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