【関西各駅探訪第1337回】阪急神戸本線六甲駅

六甲

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【六甲山への玄関口は神戸大への最寄駅】

阪急神戸本線六甲駅は神戸市灘区にある。快速急行以下が停車する駅で、主力の特急、通勤特急は停車しないため、実質的には普通のみが停車する駅と言える。六甲山の玄関口の一つで、六甲山へ向かうバスが運行されており、六甲山の山裾にある神戸大学への学生の利用も多い。電車はデータイム普通が毎時6本の運転で、平日朝ラッシュ時上り7時台に通勤急行が4本、普通が4本運転されている。平日夕方ラッシュ時下り18時台には通勤急行6本が運転されている。通勤急行は塚口以遠各駅に停まるため、西宮北口で特急に追い抜かれる。

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六甲駅は1920年7月16日に阪神急行電鉄神戸線開通とともに開業した。1968年4月7日に神戸高速鉄道の開通に伴い、当駅まで山陽電車が乗り入れるようになった。この時、島式ホーム2面4線から、対向式ホーム2面4線で、中央に通過線がある配線になった。1987年12月14日ダイヤ改正で快速急行停車駅となった。1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災により営業が休止となった。同年2月13日に御影~王子公園間で折り返し運転を再開した。1998年2月15日ダイヤ改正で当駅までの山陽電車の乗り入れがなくなった。2000年4月9日に橋上駅舎化された。

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駅構内は地上ホーム2面4線で、待避線のみにホームがある対向式ホームで、中央の本線は通過線となっている。ホーム有効長は18m級車両8両分ある。

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当駅には折り返し設備はなく、山陽車は御影駅西側にある引上げ線で折り返していた。

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ホームから改札がある橋上駅舎へはエレベータ、エスカレータが設置されている。

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改札は1ヵ所で有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。

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橋上駅舎の改札外には本屋や100均の店舗が建ち並んでいる。

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出口は2ヶ所で南北に出られる。駅周辺の道路は狭く、南側には稲荷大明神があるため車の乗り入れは難しい。

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北口にはロータリーがあり阪急バスが乗り入れている。とはいえ、駅周辺は六甲の山裾にあるため、勾配になっており、駅周辺の道路はあまり広くない。

六甲 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2018年度 19,797 11,373 8,425 57.4%
2008年度 19,063 11,579 7,484 60.7%
対08年度比 103.9% 98.2% 112.6%  

六甲駅の2018年度1日あたりの乗車人員は19,797人で、うち定期利用者は11,373人となっている。定期比率は57.4%で、定期利用者は6割弱となっている。10年前の2008年度と比較すると全体で3.9%増、定期利用者は1.8%減、定期外利用者は12.6%増となっている。特急停車駅の岡本とほぼ同等の乗車人員を誇っており、利用者は多い。

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