関西各駅探訪第177回~大阪市交千日前線桜川駅~

【地下鉄、阪神、南海が地味に3路線集まるミナミ西部のジャンクション】

桜川

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大阪市交千日前線桜川駅は、大阪市浪速区にある。大阪市交単独の駅だが、駅西側には、阪神なんば線の桜川駅、南海汐見橋線の汐見橋駅があり、連絡をしている。

桜川駅は1969年(昭和44年)4月16日に5号線(現在の千日前線)の野田阪神〜当駅間開通とともに終着駅として開業した。1970年(昭和45年)3月11日に千日前線が当駅から谷町九丁目まで延伸し、中間駅となった。2009年(平成21年)3月20日に阪神なんば線開業により連絡駅となった。2014年(平成26年)10月に千日前線プラットホームにホーム柵が設置された。2018年(平成30年)4月1日に大阪市交通局の民営化により、Osaka Metroの駅となった。

桜川

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桜川駅はホーム1面2線の地下駅で、千日前線各駅と同様にホームドアが設置されている。地下2階にホームがあり、地下1階の改札階へは上りエスカレータとエレベータが設置されている。

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桜川駅の改札は2ヶ所あり、なにわ筋側に東改札、新なにわ筋側に西改札がある。西改札は阪神なんば線桜川駅、南海汐見橋駅との乗り換えが便利である。

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阪神なんば線桜川駅とは、若干離れているが、地下連絡道でつながっている。

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千日前線桜川駅の出口としては一番西側にある1号出口は、新なにわ筋と千日前通の桜川2丁目交差点の北西側にある。出口の前にはりそな銀行桜川支店がある。

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桜川駅2号出口は桜川2丁目交差点の北東側にある。こちら側には大阪シティ信用金庫桜川支店がある。

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3号出口は桜川2丁目南東側にある。出口の前にはロイヤルホストがある。

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4号出口は桜川2丁目交差点の南西側にあり、出口付近には食品館桜川がある。

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5号出口は東側にあり、千日前通の北側にある。なにわ筋が東側を走っており、幸町1丁目交差点がある。

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7号出口は東側にあり、千日前通の南側にある。近くにあるバス停は幸町1丁目バス停で、交差点の町名が採用されている。

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こちらは桜川駅東改札。西改札と比べるとこじんまりした感じがするが、こちらの改札の利用も少なくない。

桜川駅の2015年度1日あたりの乗車人員は8,298人で、うち定期利用者は1,930人となっている。定期比率はわずか23.3%で、定期利用者は2002年度と比べると42.6%も減少している。これは定期利用者の自然減だけではなく、ICカードへの移行も多いものと思われ、定期外利用者の増加がそれを如実に表している。定期外利用者は2002年度と比べると79.4%も増加している。全体でも20%増加しているが、その増加分のほとんどが定期外利用者とみることができる。阪神なんば線からの乗り換え客の増加も利用者増に貢献しているものと思われる。少ないながらも南海汐見橋駅も利用者を増やしており、桜川周辺の利用者が徐々に増えている傾向にある。

  

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