関西各駅探訪第140回~京都市交烏丸線四条駅~

【現在の京都の中心地!四条の名は譲れない】

四条

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京都市交烏丸線四条駅は、京都市下京区にある。現在の京都の中心とも言える四条烏丸にあり、京都市の中心部を南北に走る烏丸通と東西を走る四条通の交点にある。四条通には阪急京都線が走っており、四条では同線と連絡している。阪急の駅名は烏丸となっており、四条駅開業当初は、京阪にも四条があり、阪急で言えば、隣の河原町のさらに鴨川を渡ったところに京阪の四条があるという具合に、同駅名なのに全然違う場所にあるという状態がしばらく続いた。2008年10月21日の京阪中之島線開業時に、京阪の駅名が四条から祇園四条に変更された。同じように地下鉄と同駅名だが、全然違う位置にあった五条は清水五条、丸太町は神宮丸太町へと変更された。本来であれば、御池が烏丸御池に変更されたように、烏丸四条、烏丸五条などに変更すべきところだが、現在のところ、混同するような駅名はないので、わざわざ改名する必要はないのかもしれない。

四条駅は1981年(昭和56年)5月29日に京都市営地下鉄烏丸線北大路〜京都間開通とともに開業した。2007年(平成19年)4月1日にPiTaPaなどICカードの利用が可能となった。2010年(平成22年)
3月21日に駅改装工事の進捗により、北改札が改装前より約30メートル南側に移動した。同年4月駅名標の下に、大丸京都店が広告として付記された。同年4月22日に北改札きっぷ売り場が同日始発より、従来より約25メートル南側に移動した。同年10月1日に駅ナカ施設Kotochika四条が開業した。2015年(平成27年)10月10日に始発より烏丸線ホームにてホームドアの稼働を開始した。

四条

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四条駅はホーム1面2線で、折り返し設備などはなく、当駅発着の電車はない。2015年10月10日からホームドアが設置されている。

四条

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改札は2ヶ所あり、いずれにもICカード対応の自動改札が設置されている。阪急烏丸駅側の北改札は有人改札になっている。

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北改札側にはコトチカ四条が開業しており、駅構内に店舗が出店している。

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ホームから北改札へは、上下エスカレータが設置されているが、エレベータはない。

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南改札は四条通から離れたところにあり、無人改札となっている。南改札には祇園祭の山車の車輪の模型が飾られている。

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ホームから南改札へはエレベータも設置されており、上下エスカレータもある。

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四条駅から阪急烏丸駅へは地下で結ばれており、四条駅改札フロアーと阪急京都線ホームが同じフロアーとなっているため、烏丸駅コンコースへは一段上がる形になっている。

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出口は1~6まであり、四条通の南側に1号出口と2号出口がある。1号出口にはエレベータも設置されている。

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3号出口、4号出口は北改札の至近にあり、地上では烏丸通上にある。4号出口にはエレベータが設置されている。

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5、6号出口は南改札に直結している。5、6号出口にはエレベータなどはなくバリアフリー化されていない。

四条駅の2014年度の1日あたりの乗車人員は、47,003人で、10年前の2004年度と比べて5%ほど利用者が増えている。定期利用者は、16,225人で、10年前よりも12%ほど減っている。逆に定期外利用者は16%強増えており、定期外利用者の伸びが大きく利用者増に貢献している。京都市内への観光客の利用増に加えて、定期利用者がICカード利用などに転換しているため、定期外利用者が増加しているものと思われる。

  

鉄道コム

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