【関西各駅探訪第483回】山陽電鉄本線大塩駅

大塩

【上り直通特急は今も伝統のドアカットを行う】

山陽電鉄本線大塩駅は、兵庫県姫路市にある。昔からの特急停車駅で、現在も直通特急が停車する。直通特急運転により6両編成での運転が多くなり、下りホームは6両対応に延伸された。上りホームも延伸されたが、スペースの都合で5両編成分しかなく、6両編成の直通特急は山陽姫路方の最後尾の車両をドアカットして停車している。大塩駅は1923年8月19日に神戸姫路電気鉄道の駅として開業した。1930年1月15日には上下待避線が完成し2面4線となった。宇治川電気を経て、1933年6月6日から山陽電気鉄道の駅となった。1948年3月1日に急行停車駅となった。1968年4月7日に特急停車駅となった。

大塩

ホーム2面4線で、前述した通り上り線はホーム有効長が5両分しかないため、6両編成の直通特急はドアカットして停車する。

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下り1・3番線が直通特急停車ホームとなっており、下り1番線は6両、上り3番線は5両分のホーム有効長がある。

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普通車は2・4番線に入り、直通特急を待避する。

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改札は1ヶ所で、上り線側にある。ホームから改札へは、上下線ともに構内踏切を渡らなければならない。

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有人改札でICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

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出口は1ヶ所で、駅の北側にのみ出られる。駅前には小さな車止めがあり、タクシーが常駐している。

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駅前からバスの発着はなく、国道250号線の北側に高砂市のコミュニティバスじょうとんバスが発着する停留所がある。

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駅の南側には大潮天満宮がある。南側には姫路大学やシーサイドゴルフコースなどもある。かつては瀬戸内の海に沿って塩田が広がっていたが、それも遠い昔の話である。

大塩駅の2016年度1日あたりの乗車人員は2,572人で、うち定期利用者は1,623人となっている。定期比率は63.1%で、定期利用者は多い方と言える。10年前の2006年度と比較すると全体で9.6%増、定期利用者は27.3%増と増加しているが、定期外利用者は11.5%減と減少傾向にある。

  

鉄道コム

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