関西各駅探訪第189回~京都市交烏丸線五条駅~

【後発ながら市交のプライドで五条ブランドを守る】

五条

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京都市交烏丸線五条駅は、京都市下京区にある。烏丸通と五条通が交わる烏丸五条の交差点付近に駅がある。現在は清水五条駅に改名されているが、京阪にも五条駅があった。烏丸線五条駅から清水五条駅までは東へ850mほど離れている。とはいえ、歴史的には京阪五条の方が歴史は古く、烏丸線五条は後発である。四条や丸太町も同様で、京阪が2008年10月の中之島線開業時に改名するまでは、1㎞程離れているのに同じ駅名というケースが多々あった。

五条駅は1981年(昭和56年)5月29日に烏丸線の北大路〜京都間開通とともに開業した。2007年(平成19年)4月1日からICカードPiTaPaの利用が可能となった。2010年(平成22年)4月に駅名標の下に、サン・クロレラが広告として付記された。

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五条駅は1面2線で、現在のところホームドアの設置などはない。

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北改札へは上下エスカレータが設置されている。北改札側にはエレベータの設置はない。

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エレベータは南改札側に設置されている。南改札側にはエスカレータはない。

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サンクロレラ前の副駅名が付く五条駅。

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メインとなる北改札は烏丸五条交差点付近に設置されている。有人改札で、ICカード対応の自動改札機が設置されている。

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無人改札になっている南改札。京都市交ではメインの改札には駅員を配置し、サブとなる改札は無人化して省力化されている。大阪市交などではすべての改札に駅員を配置している。市営地下鉄でも都市によって考え方が違うのは面白いところだ。

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烏丸五条交差点の北西側に位置している2号出口。電話ボックスにも和風の屋根が付けられ、いかにも京都らしい演出がされている。

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3号出口は烏丸五条交差点の南東側にある。この対面に1号出口がある。

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五条駅4号出口は烏丸五条交差点の南西方向にある。

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5号出口は南改札の出口で、南側を望むと東本願寺と京都タワーがそびえ立っている。

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6号出口は改札階からエレベータでつながっている。南改札、北改札の双方とつながっており、バリアフリー化している。

五条駅の2015年度1日あたりの乗車人員は6,663人で、うち定期利用者は2,293人となっている。定期比率はわずか34.4%で、定期外利用者が非常に多い。10年前の2005年度は、乗車人員が5,918人で、定期利用者は2,575人だった。定期利用者は11%減だが、乗車人員は12.6%の増加となっており、定期外利用者は30.7%増加している。京都観光などでの利用が増えているものと思われるが、定期券からICカードへの移行なども影響しているものと思われる。

  

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