関西各駅探訪第117回~京阪石山坂本線石山寺駅~

【紫式部ゆかりの石山寺は紅葉の名所としても有名】

石山寺

石山寺

京阪石山坂本線石山寺駅は、滋賀県大津市内にある。紫式部が源氏物語を着想した地として知られる石山寺への最寄駅で、石山寺は当駅から南へ徒歩10分ほどの距離にある。駅は瀬田川沿いの狭隘な地にあり、石山寺駅の西側は伽藍山となっており、住宅地は北側にあるだけとなっている。駅の東側は国道422号線を挟んで、瀬田川が流れており、駅付近で対岸へ渡るには唐橋前駅近くにある瀬田の唐橋を渡るしかない。

石山寺駅は1914年(大正3年)2月15日に大津電車軌道唐橋前〜螢谷間延伸により螢谷駅が開業した。同年6月4日に螢谷から石山(現・石山寺)までの路線延伸により、石山駅が開業した。1927年(昭和2年)1月21日に会社合併により石山駅と螢谷駅は琵琶湖鉄道汽船の駅となった。1929年(昭和4年)4月11日に会社合併により石山駅と螢谷駅は京阪電気鉄道石山坂本線の駅となった。1937年(昭和12年)8月20日に石山駅を石山寺駅に改称し、同駅に統合される形で螢谷駅を廃止した。1943年(昭和18年)10月1日に会社合併により京阪神急行電鉄の駅となった。1949年(昭和24年)12月1日に会社分離により、京阪電気鉄道の駅となった。1950年(昭和25年)10月1日に石山蛍谷駅に改称した。1953年(昭和28年)4月1日に再び石山寺駅に改称した。1956年(昭和31年)7月15日に中ホーム改築。1960年(昭和35年)3月15日に駅舎改築。1991年(平成3年)4月に駅舎立替竣工。1999年(平成11年)10月9日に定期券発売所設置。2005年(平成17年)4月18日に定期券発売所廃止。

石山寺

石山寺

石山寺駅は3面2線の頭端式ホームで1番線、2番線ともに両側をホームで挟まれている。

石山寺

石山寺

改札は1ヶ所のみで、ICカード対応の自動改札も設置されている。駅員が配置される有人駅である。

石山寺

石山寺

頭端式ホームの先端にある石山寺駅舎。観光地の駅だが、駅舎はこじんまりとしており、あまり特徴はない。

石山寺

石山寺

駅前はちょっとした広場になっており、バス停も設置されている。石山寺や石山温泉へは国道422号線の歩道を南へ歩いていくことになる。

石山寺

石山寺

国宝の石山寺多宝塔のモニュメントがある石山寺駅前。石山寺は駅から徒歩10分ほどの距離にある。

  

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