6.近鉄大阪線(青山町~伊勢中川間)路線ガイド
次の伊賀上津、西青山は2面2線の駅で、山間の小駅の風情で、西青山は高架駅ながら駅周辺に民家はなく、私鉄では珍しい秘境駅となっている。かつては伊賀上津、西青山にも快速急行が停車していたが、現在は通過しており、急行以下が停まるのみとなっている。新青山トンネル、垣内トンネルを抜けると東青山となる。同駅は2面4線の追い越しができる駅で、大阪上本町方に折り返し線があり、伊勢中川方面からの電車が同駅で折り返す。なお、西青山までが伊賀市となっており、東青山からは津市となる。新梶ヶ丘トンネルを抜けると2面2線の榊原温泉口で、駅から6.2㎞程北にある榊原温泉への最寄り駅となっている。同駅も伊賀神戸などと同様乙特急が毎時1本停車する。なお、同駅から約3キロ南にJR名松線の伊勢川口がある。
このあたりから遠巻きながらJR名松線が並行して走っている。次の大三から川合高岡までは快速急行、急行は通過して、普通のみが停車する。大三は2面2線で、南へ約2.6㎞の距離にJR名松線の伊勢川口駅がある。駅付近に住宅地もあるが、このあたりは近鉄や名松線沿いよりも国道165号線沿いが町として栄えている。ゴルフ場の合間をトンネルなどで抜けて2面2線の伊勢石橋となる。駅周辺に民家がパラパラとあるぐらいで、ローカルな風情が漂う駅である。次の川合高岡はJR名松線の一志が直近にある。川合高岡を出ると伊勢自動車道をくぐって、田んぼの中を走り抜け、左手に名古屋線へのデルタ線を分けて中村川を渡ると左手から名古屋線が近づいてきて伊勢中川となる。伊勢中川はホーム5面6線で、大阪線のローカル電車は6番線から発着している。特急や快速急行、急行は2・3・4・5番のいずれかから発着しており、2・3・4番線に発着する電車は両側の扉を開けて乗換えの便宜を図っている。