JR関西本線亀山~加茂間ガイド

キハ120系

会社名 西日本旅客鉄道
路線名 関西本線
区間 亀山~加茂
営業キロ 61km
駅数 12駅
平均駅間距離 5.55km
所要時分 79分
表定速度 46.4km/h
軌間 1067mm
電気方式 非電化
線路 単線
保安方式 ATS-SW
最高速度 95km/h
最大編成両数 4両

1.JR関西本線亀山~加茂間概要

JR関西本線加茂~亀山間は名古屋~JR難波間の関西本線の一部分で、基本的には名古屋方の亀山が起点となるが、ここでは加茂から紹介していくことにする。加茂~亀山間の関西本 線はJR西日本エリアの非電化路線で、キハ120系が活躍している。2006年3月18日ダイヤ改正までは急行かすがが名古屋~奈良間に運転されていたが、同改正で廃止され、亀山以西への優等列車の運転はなくなった。

駅名 駅間営業キロ 営業キロ 所在地
亀山 0km 三重県亀山市
5.7km 5.7km 三重県亀山市
加太 5.4km 11.1km 三重県亀山市
柘植 8.9km 20km 三重県伊賀市
新堂 6.2km 26.2km 三重県伊賀市
佐那具 4.4km 30.6km 三重県伊賀市
伊賀上野 4km 34.6km 三重県伊賀市
島ケ原 7.3km 41.9km 三重県伊賀市
月ケ瀬口 3km 44.9km 京都府相楽郡南山城村
大河原 4km 48.9km 京都府相楽郡南山城村
笠置 5.4km 54.3km 京都府相楽郡笠置町
加茂 6.7km 61km 京都府木津川市

2.関西本線亀山~加茂間路線ガイド

加茂は2面3線の橋上舎駅で、天王寺方面からの大和路快速と接続している。中線は両側をホームに挟まれており、関西線気動車は基本的に中線から発着して大和路線電車とホーム上で乗り換えられる。加茂を出ると線路が収束して架線が途切れて、単線非電化で走る。木津川が左手から近づいてきてしばらく左岸を走る。加茂町から笠置町に入って1面2線の笠置となる。町役場など町の中心部は対岸の国道163号線沿いにある。木津川の河川敷には公園があり、夏場などにはキャンプや 釣りを楽しむ人で賑わう。笠置を出ると木津川を渡り右岸に移って、国道163号線と並行して走る。南山城村に入って2面2線の大河原となる。南山城村役場も駅からそう遠くないが、周辺は山の中という感じで利用者は多くない。しばらく木津川と離れて山間部を走り、月ヶ瀬ニュータウンが見えると2面2線の月ヶ瀬口となる。関西線は現在では単行や2両編成のキハ120系が走るのみだが、国鉄時代は長大編成の列車が走っていたのか各駅ともホーム有効長や交換設備の有効長が非常に長い。月ヶ瀬口を出ると京都府から三重県島ヶ原村に入って2面2線の島ヶ原となる。このあたりは府県境を越えたせいか平地部分になっている。上野市に入ってしばらく走って、右手から伊賀鉄道伊賀線が近づいてくると伊賀上野とな る。同駅は2面3線の構造で、下り加茂方面ホームの加茂方から伊賀鉄道伊賀線が発着している。上野市の中心は伊賀鉄道伊賀線の上野市付近にあり、伊賀上野周辺は工業団地などがあるが、それほど人口は多くない。伊賀鉄道は近鉄伊賀線から転換した路線だ。JR関西本線は非電化で、伊賀線は電化路線なので伊賀線電車が関西本線に乗り入れることはできない。関西本線の列車は気動車なのでやりようによっては直通運転もできなくはない。伊賀鉄道はまだ近鉄の子会社的存在なので、JRとの関係はあまり深くないが、JRとの協調も検討すれば面白い。

 

伊賀上野を出るとしばらく離れていた川が右手に近づいてきて並行する。なお、木津川はこのあたりでは柘植川に名前を変えている。しばらく真っ直ぐ東を向い て走り2面2線の佐那具となる。河合川を渡って阿山町をかすめて伊賀町に入る。右手に強力なライバルである名阪国道を見て走り、1面2線の新堂となる。同駅は2面3線の構造だったが、1面2線の単純な配線に変更されている。名阪国道と離れて山間部に入っていき、左手から草津線が合流すると柘植となる。柘植は2面3線の構造で、1,2番線が関西線、3番線を草津線が使用している。加太、関を過ぎると亀山で3面5線の関西東線では最大規模の駅となっている。駅には亀山鉄道部が隣接しており、キハ120がたくさん並んでいる。ここから先はJR東海の路線となり、名古屋方面の関西線と津方面への紀勢線が発着している。

  

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