南海高野線(橋本~極楽橋間)ガイド【霊峰高野山へ向かう道は険しい】

2301F各停極楽橋

2301F各停極楽橋

5.南海高野線(橋本~極楽橋間)路線ガイド

橋本を出ると単線になる。しばらくJR和歌山線と並行して走り、高野線が右にカーブしてJR和歌山線と交差して、さらに国道24号線と交差して紀ノ川を渡る。紀ノ川を渡り終えると大きく右にカーブして紀ノ川の対岸を西へ進んで行く。対岸には先ほど通った橋本駅があるが、電車からはよく見えない。紀ノ川に少し近づいて2面2線の紀伊清水となる。ここから先は紀ノ川とは離れて走る。南西方向に進路を取りつつ再び紀ノ川に近づくと2面2線の学文路である。学問に関わる駅名ということで、入試シーズンになると御守りとして入場券が発売されている。再び紀ノ川とは離れて進み九度山町に入り九度山となる。九度山駅も2面2線で、2015年には大河ドラマ真田丸放送に合わせて駅舎が真田仕様にリニューアルされた。九度山町は真田家ゆかりの町である他に富有柿の産地としても有名である。九度山を出ると山間を行く風情となり、国道370号線と川に沿うように走る。

高野下は1面2線で、レトロな駅舎が特徴である。同駅折り返しの電車も多数設定されている。甲や舌駅ホームには古いレールなど線路設備が展示されている。ここから先は急曲急勾配の連続で国道370号線と不動谷川と一緒に急峻な高野の山に挑む。下古沢は2面2線だったが、2002年11月に棒線化された。次の上古沢は2面2線になっており、行き違いが可能となっている。上古沢を過ぎるとどんどん山が深まっていき標高も高くなっていく。紀伊細川手前から高野町に入る。紀伊細川は以前は行き違い可能駅だったが、列車の減便などにより棒線化されている。線路は山を周り込むように敷かれており、徐々に山を上っていくのを実感できる。極楽橋の手前に1面2線の紀伊神谷があるが、駅周辺は何もない。紀伊神谷を出てトンネルを抜けて山を上がりきったところに終点の極楽橋がある。極楽橋は3面3線の構造で、多客期を除いて山の中の閑散とした駅である。駅構内からは高野山上へ向かうケーブルが発着しており、ほとんどの人がケーブルに乗り換えて高野山へ向かう。

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