【そろばんの町小野市の駅】
JR加古川線小野町駅は兵庫県小野市にある。神鉄小野駅とは加古川を挟んでかなり離れた北東方向にあるため、競合関係にあるとは言えない。小野市の中心部は神鉄小野駅よりもさらに北側にあるため、小野町駅周辺は小野市の南端にあたる。加古川線は普通のみの運転で、毎時1本の運転が基本だが、昼間時は1時間以上間隔が開く時間帯もある。小野町駅は1913年8月10日に播州鉄道の駅として開業した。1923年12月21日には播丹鉄道の駅となり、1943年6月1日に国有化された。JR発足前の1986年11月1日に無人化された。2016年3月26日ダイヤ改正からはICカードの利用が可能となった。
駅構内は単面式ホーム1面1線で、ホーム有効長は20m級車両4両分ほどあるが、実際には2両編成での運転が最大となっている。
以前はホーム2面2線だったが、棒線化されたため、行き違い設備の痕跡を見ることができる。
駅は電化完成時にホームがかさ上げされ、バリアフリーのためスロープが設けられている。
改札は1ヵ所で無人化されている。
ICカードリーダーが設置されており、簡易式の自動券売機もある。
駅はコミュニティセンターぷらっときすみのを併設しており、そば屋も隣接しており、駅で食事もできる。
駅前は車の乗り入れはできるが、バスの乗り入れはなく、タクシーも常駐していない。駅前には駐輪場が整備されている。
小野町 | 乗車 | |||
---|---|---|---|---|
年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2016年度 | 421 | 331 | 90 | 78.6% |
2006年度 | 302 | 218 | 84 | 72.2% |
対06年度比 | 139.4% | 151.8% | 107.1% |
小野町駅の2016年度1日あたりの乗車人員は421人で、うち定期利用者は331人となっている。定期比率は78.6%となっており、定期利用者が8割近くを占めている。JR加古川線の中間駅では7位の乗車人員となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で39.4%増、定期利用者は51.8%増、定期外利用者は7.1%増となっており、定期利用者を中心に利用を増やしている。