【関西各駅探訪第641回】JR加古川線青野ヶ原駅

青野ヶ原

【かつて加古川水運で栄えた大門の駅名だった】

JR加古川線青野ヶ原駅は兵庫県小野市にある。小野市北部にある駅で、かつては加古川水運で栄えた大門駅として旅客に加えて貨物輸送も担っていた。朝の時間帯を除いてほぼ毎時1本の運転で、朝の加古川方面行きの7時台、8時台は2本ずつ運転されている。青野ヶ原駅は1913年8月10日に播州鉄道大門口駅として開業した。1916年11月22日に播鉄大門に改称。1923年12月21日に播丹鉄道の駅となった。1943年6月1日に国有化され、駅名も青野ヶ原に改称された。1962年9月1日に貨物取扱が廃止された。1986年11月1日には無人化された。JR発足後の2004年12月19日に電化開業とともに駅舎が改築された。2016年3月26日からICOCAなどのICカードの利用が可能となった。

青野ヶ原

駅構内はホーム1面1線で、ホーム有効長は20m級車両2両分ある。

青野ヶ原

かつては行き違い設備があったため、その痕跡が残っている。

青野ヶ原

改札は1ヶ所で無人化されており、ICカードリーダーと簡易式の自動券売機が設置されている。

青野ヶ原

出口も1ヵ所で、東側にのみ出られる。駅前に車の乗り入れはできるが、バス路線の乗り入れはない。

青野ヶ原駅の2016年度1日あたりの乗車人員は164人で、うち定期利用者は132人となっている。定期比率は80.5%で、定期利用者が8割以上を占めている。10年前の2006年度と比較すると全体で20.1%減、定期利用者は31.2%減、定期外利用者は11.1%減となっている。

  

鉄道コム

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