【関西各駅探訪第723回】南海高野線白鷺駅

白鷺

【中百舌鳥運動場前臨時駅の跡地を活用して生まれた】

南海高野線白鷺駅は大阪府堺市北区にある。中百舌鳥の一つ橋本側にあり、準急以下が停車する。駅近くには泉北高速鉄道も走っているが、中百舌鳥から暫く地下を走るため、その姿を見ることはできない。かつては泉北高速線のそばにプロ野球南海ホークスのファームのホームグランド中百舌鳥球場があった。昼間時は各停が毎時4本運転されている。完全には15分毎にはなっていない。難波方面への主要駅へは堺東で優等列車に乗り換えとなる。平日朝ラッシュ時上りは7時台に準急2本、各停6本が運転されている。8時台は各停のみ6本の運転となっている。高野線中百舌鳥以南の準急はこの朝の2本のみとなっている。平日夕方ラッシュ時下りは、18時台が各停5本、19時台は各停6本が運転されている。白鷺駅は1949年から1958年まで開設されていた中百舌鳥運動場前臨時駅の跡地に、1964年5月25日に開設された。

白鷺

駅構内はホーム2面4線で、ホーム有効長は21m級車両8両分ある。

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改札は橋上にあり、ホームから改札階へはエレベータが設置されている。

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改札は1ヶ所で、有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

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東口がメインで、ロータリーが整備されており、近年URなどの高層住宅が整備されており、駅利用者増に貢献している。

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橋上駅舎からペデストリアンデッキで、ビッグカーサ堺しらさぎ駅前と繋がっている。

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東口からは南海バスの路線バスが発着している。

白鷺

東口には大きな駐輪場もあり、駅を利用する人は自転車を使う人も多い。

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西口には自家用車が発着できる程度の小さなロータリーがある。

白鷺

駅周辺は古くからの商業地や住宅地になっており、近年開発が進んだ東口とは様相が異なる。

白鷺 乗車人員
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 5,003 3,096 1,907 61.9%
2006年度 4,394 2,623 1,771 59.7%
対06年度比 113.9% 118.0% 107.7%  

白鷺駅の2016年度1日あたりの乗車人員は5,003人で、うち定期利用者は3,096人となっている。定期比率は61.9%で、定期利用者が6割ほどを占めている。10年前の2006年度と比較すると全体で13.9%増、定期利用者が18.0%増、定期外利用者が7.7%増となっており、全般的に利用者が増えている。東口の再開発により利用者が増加しているものと思われる。

  

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