【関西各駅探訪第722回】近鉄名古屋線高田本山駅

高田本山

【国宝高田本山専修寺への最寄駅】

近鉄名古屋線高田本山駅は三重県津市にある。浄土真宗10派の一つ真宗高田派本山の専修寺の最寄駅となっている。普通のみが停車する駅で、伊勢鉄道東一身田駅は徒歩5分ほどの距離にある。高田本山専修寺へは徒歩20分ほどかかり、駅から近いわけではない。昼間時は普通が毎時3本に運転されている。優等列車待避の関係で等間隔にはなっていない。平日朝ラッシュ時下り伊勢中川方面へは、7時台に4本、8時台に5本が運転されている。平日夕方ラッシュ時上り名古屋方面へは17時台から20時台まで毎時4本が運転されている。

高田本山

高田本山駅は1915年9月10日に伊勢鉄道の一身田町駅として開業した。1918年11月1日に高田本山駅に改称された。1926年9月11日には伊勢電気鉄道の駅となり、1936年9月15日には参宮急行電鉄、1941年3月15日には関西急行鉄道の駅となり、1944年6月1日に近畿日本鉄道の駅となった。1955年7月15日にはルート変更により、駅が東へ500mほどの位置に変わった。

高田本山

駅構内は対向式ホーム2面2線で、ホーム有効長は21m級車両3両分となっている。

高田本山

上下ホーム間には構内踏切がある。スロープが設けられバリアフリーに対応している。

高田本山

改札は上りホーム側にあり、無人化されている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

高田本山

出口も1ヶ所で駅の西側に出られる。駅周辺は狭く、送迎のクルマを止めらる程度のスペースしかない。駅前には駐輪場がある。

高田本山 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 909 641 267 70.6%
2006年度 921 647 274 70.2%
対06年度比 98.6% 99.1% 97.5%  

高田本山駅の2016年度1日あたりの乗車人員は909人で、うち定期利用者は641人となっている。定期比率は70.6%で、定期利用者が7割を占めている。乗車人員が4桁を切っており、名古屋線では利用者が少ない方である。10年前の2006年度と比較すると全体で1.4%減、定期利用者は0.9%減、定期外利用者は2.5%減となっている。

  

鉄道コム

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