関西各駅探訪第185回~近鉄大阪線大和高田駅~

【JR高田駅と競合する大和高田駅は一部特急が停車】

大和高田

大和高田

近鉄大阪線大和高田駅は、奈良県大和高田市にある。大和高田市の市役所などは西側に位置しており、駅からちょっと離れているが、駅周辺にはショッピングセンターなどもあり、JR高田駅にも近く、大和高田市の中心駅となっている。2003年3月6日ダイヤ変更から、一部の阪伊特急が停車するようになった。特急以外の列車は、快速急行以下全列車が停車する。

大和高田駅は1925年(大正14年)3月21日に大阪電気軌道八木線の八木〜当駅間開通と同時に高田駅として開業した。1927年(昭和2年)7月1日に恩智 〜当駅間が開通した。1928年(昭和3年)8月に高田から大軌高田に改称された。1941年(昭和16年)3月15日に参宮急行電鉄との会社合併により、関西急行鉄道の駅となり、大軌高田から大和高田に改称した。1944年(昭和19年)6月1日に会社合併により近畿日本鉄道の駅となった。1963年(昭和38年)1月に高架化され、同時に待避線が撤去された。1967年(昭和42年)12月20日に急行(現在の快速急行)の停車駅となった。1998年(平成10年)4月1日にフェアシステムK及び列車運行管理システム (KOSMOS)稼働開始。2003年(平成15年)3月6日ダイヤ変更で特急の停車駅に追加され、阪伊乙特急の一部列車が停車するようになった。2007年(平成19年)4月1日からPiTaPaなどICカードの利用がかのうになった。

大和高田

大和高田

駅構内は、対向ホーム2面2線で、高架駅ではないが、築堤上にホームがあるため、改札は地上に設けられている。朝ラッシュ時の快速急行が10両編成で運転されるため、ホーム有効長は10両分ある。

大和高田

大和高田

改札は2ヶ所あり、メインは地上にある改札で、ICカード対応の自動改札を完備する有人改札となっている。

大和高田

大和高田

地上の改札階からホームがある2階へはエレベータと上りエスカレータも設置されている。

大和高田

大和高田

もう一つの改札は上りホームに面してホームレベルに設置されている。

大和高田

大和高田

駅舎は1つになっており、2001年に開業した新しい駅舎は、駅ビルと一体になっている。ホームレベルに面した改札は、ペデストリアンデッキにつながっており、地上に下りずに隣のショッピングセンターオークタウンのビルなどに移動できる。

大和高田

大和高田

駅前にはロータリーがあり、奈良交通のバス路線が各方面へ運行されている。

大和高田駅の2014年度1日あたりの乗車人員は8,728人で、うち定期利用者は5,644人となっている。定期比率は64.7%で、定期比率は低くなってきているが、昨今の他線の状況と比べると定期利用者は多い方と言える。それだけ定期外での利用が少ないとも言える。10年前の2004年度の乗車人員は9,869人で、定期利用者は6,731人だった。全体で11.6%減で、定期利用者はさらに多く16.1%の減少となっている。定期外利用者は1.7%減なので、ほぼ横ばいとなっており、定期利用者の減少が目立つ。

  

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