【高架化で新幹線を跨いで駅に進入することになる】
阪急千里線下新庄駅は大阪市東淀川区にある。普通のみが停車する駅で、神崎川を渡る手前に駅があり、これを渡ると吹田市に入るため、当駅が千里線で大阪市内最後の駅となる。阪急京都線と上新庄駅とは1.5㎞程離れている。近くにJR城東貨物線が走っており、2019年3月16日にJRおおさか東線として旅客化される。下新庄駅も現在高架化工事中で、一部仮線に切り替わっているが、淡路駅など周辺の各駅を含めた2段式の高架工事のため工事完成までの道のりは遠い。昼間時は普通が毎時6本10分毎に運転されており、梅田、天下茶屋へそれぞれ20分毎に運転されている。平日朝ラッシュ時下り天六方面は7時台10本、8時台に10本が運転されている。平日夕方ラッシュ時上り北千里方面は17・18・19時台それぞれ毎時9本が運転されている。下新庄駅は1921年4月1日に北大阪電気鉄道の駅として開業した。1923年4月1日に新京阪鉄道の駅となり、1930年9月15日に京阪電気鉄道の駅となった。1943年10月1日には京阪神急行電鉄の駅となり、戦後もそのまま京阪神急行の千里山線の駅となった。1967年3月1日に千里山線が千里線となり、同線の駅となった。
駅構内は対向式ホーム2面2線で、ホーム有効長は18m級車両8両分ある。駅構内はカーブしており、駅手前で東海道新幹線と交差しており、吹田方では神崎川を渡る。
上下ホームは地下道で結ばれている。エレベータとエスカレータが設置されバリアフリーに対応している。
改札は1ヶ所で地下にある。有人改札でICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。
出口は2ヶ所で、東口と西口がある。どちらも駅周辺は狭くバスなどの乗り入れはない。
どちらの出口も昔ながらの下町の駅といった風情だが、高架化により駅周辺も変わっていくものと思われる。
下新庄 | 乗車 | |||
年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2016年度 | 4,218 | 2,321 | 1,897 | 55.0% |
2006年度 | 5,170 | 3,115 | 2,055 | 60.3% |
対06年度比 | 81.6% | 74.5% | 92.3% |
下新庄駅の2016年度1日あたりの乗車人員は4,218人で、うち定期利用者は2,321人となっている。定期比率は55.0%で、定期利用者が半分強の数値となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で18.4%減、定期利用者は25.5%減、定期外利用者は7.7%減となっており、定期利用者の落ち込みが大きい。