【関西各駅探訪第615回】JR京都線茨木駅

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【駅舎が改築され東口も西口に劣らぬデッキが完成した】

JR京都線茨木駅は大阪府茨木市にある。快速停車駅で、1970年の大阪万博開催時には玄関口の一つとして整備された。茨木市や高槻市は大阪中心部への道路交通があまり便利ではないため、鉄道利用が多く、当駅も高槻ほどではないにしてもJR京都線中間駅では乗車人員は多い。茨木駅は1876年8月9日に高槻〜大阪間に新設された。万博前の1969年10月1日に橋上駅舎が完成した。1970年3月14日から大阪万博開催に合わせて快速が臨時停車した。快速の停車は万博閉幕後も継続し、常時停車になった。1986年11月1日には貨物の取扱が終了し、日本たばこ産業やサッポロビールなどへの専用線がなくなった。2015年3月16日には東口の改良が完成し、デッキとロータリーが整備された。2018年4月1日には駅改良が完成し、駅ナカの店舗などが開業した。

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駅構内はホーム2面6線で2面4線に加えて外側線の待避線がある。ホーム有効長は20m級車両12両分ある。

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外側線ホームは平日朝ラッシュ時に快速が停車する以外は使用されない。昼間時以降はロープが張られて使用停止にしている。

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駅構内はカーブしているため、特急や新快速は通過時に制限を受けるが、JR発足後の改良などにより、制限速度は大幅に緩和されている。

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改札は1ヶ所で、橋上駅舎内にある。有人改札でICカード対応の自動改札機や自動券売機が設置されている。

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みどりの窓口やみどりの券売機も設置されている。

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駅舎内は2018年に改良工事が終わり、改札外に駅ソトの店舗が整備された。高槻と似たよう感じだが、高槻よりも規模は小さい。

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出口は東西2ヶ所あり、1970年の万博時に整備された西口がメインとなる。

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西口には大きなロータリーがあり、バスターミナルを形成している。阪急バス、近鉄バス、京阪バスの3社が、万博公園や茨木市内各方面へ路線を運行している。

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西口にはスーパーイズミヤや集合住宅が入る駅ビルがあるが、かなり老朽化している。

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東口は2015年にロータリーが整備され、それまで駅前から発着していたバス路線の乗り場が集約された。

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東口からは近鉄バス、京阪バスの路線バスの他、関西国際空港へ向かうリムジンバスも発着している。

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東口には広場のようなデッキが整備され、バスやタクシー乗り場に下りられるようになっている。

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JRの駅レンタカーもある茨木駅。駐輪場も併設されている。

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駐輪場とともにレンタサイクルの駅リンくんもある。

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東口から徒歩12分ほどの距離に立命館大学大阪いばらきキャンパスがある。

茨木駅の2016年度1日あたりの乗車人員は48,626人で、うち定期利用者は34,109人となっている。定期比率は70.1%で、定期利用者が7割を超えており、高い数値となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で6.5%増、定期利用者は8.6%増、定期外利用者は1.9%増となっており、定期利用者を中心に増加している。

  

鉄道コム

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