【関西各駅探訪第541回】南海本線樽井駅

樽井

【夏にはサザンビーチ、春には根来寺の桜】

南海本線樽井駅は大阪府泉南市にある。泉佐野以遠各駅に停まる区間急行と普通が停車する。当駅折り返しの普通も運転されている。樽井駅は1897年11月9日に南海鉄道佐野(現在の泉佐野)から尾崎までの延伸時に開業した。戦時統合で、1944年6月1日に近畿日本鉄道の駅となった。戦後1947年6月1日に戦時統合解消により、南海電気鉄道の駅となった。

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駅構内はホーム2面3線で、ホーム有効長は21m級車両6両分ある。

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下り和歌山市方面ホームが片面ホームで、上り難波方面行きホームが島式ホームとなっている。

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上下ホーム間は陸橋で結ばれており、エレベータも設置されている。

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2018年9月4日の台風21号の影響で、尾崎駅で火災が発生し、現在同駅での特急サザンと普通車の緩急接続ができない状況となっている。このため、下りは羽倉崎、上りは同駅にて普通車が特急サザンを待避するダイヤが組まれている。

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改札は1ヶ所で、下りホーム側に駅舎がある。有人改札で、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。駅舎内には売店も健在である。

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出口も1ヶ所で、東側にのみ出られる構造になっている。

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駅前は狭く、駅から少し離れた北側にロータリーが設置されており、南海ウイングバス南部、和歌山バス那賀、泉南コミュニティバスなどが乗り入れている。

樽井駅の2016年度1日あたりの乗車人員は3,917人で、うち定期利用者は2,701人となっている。定期比率は69.0%で、7割近くが定期利用者となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で13.5%増、定期利用者が15.5%増、定期外利用者が9.3%増となっており、いずれも増加している。

  

鉄道コム

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