【関西各駅探訪第301回~JR舞鶴線・京都丹後鉄道宮舞線西舞鶴駅~】

【軍港の街東舞鶴に対し西舞鶴は商業の街】

西舞鶴

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JR舞鶴線、京都丹後鉄道宮舞線西舞鶴駅は京都府舞鶴市にある。東舞鶴と並ぶ舞鶴市の中心駅で、軍港として栄えた東舞鶴に対して、西舞鶴は商業都市として栄えた。また、国鉄時代から舞鶴線と宮津線が連絡しており、当駅で方向転換して宮津線に入る優等列車も数多く運転されていた。

西舞鶴

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JR舞鶴線はホーム2面3線になっている。以前は側線がかなり広がっていたが、橋上駅舎化などにより整備されて、現在の駅の規模に落ち着いている。

西舞鶴

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京都丹後鉄道の構内は、ホーム1面1線となっている。JR舞鶴線の2番線の対面にあり、同一ホームに宮舞線の1番線があるが、仕切りが入れられており、一旦改札を出ての乗り換えとなる。

西舞鶴

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京都丹後鉄道は1番線の他に側線があり、南側には車庫がある。

西舞鶴

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JRの改札は1ヵ所のみで、自動改札機の設置はなく、有人改札となっている。改札前にはセブンイレブンがあり、みどりの窓口も設置されている。

西舞鶴

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橋上駅舎には東西を貫く自由通路があり、自動券売機やみどりの窓口も設置されている。

西舞鶴

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京都丹後鉄道の改札も1ヵ所で、こちらも自動改札機の設置はない。

西舞鶴

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東口は以前は側線が並んでいたが、橋上駅舎化とともに整地されてロータリーや駐輪場が整備された。

西舞鶴

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西口はメインの出口でロータリーも広く、バスやタクシーが発着している。西側には国道27号線も走っており、公的機関や店舗などが点在しており街を形成している。

西舞鶴

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西舞鶴駅構内には北陸新幹線を京都府北部へ誘致する看板が立っている。

西舞鶴

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綾部方には京都丹後鉄道の車両基地があり、駅構内から京都丹後鉄道の車両を見ることができる。今はJR舞鶴線から京都丹後鉄道に直通する優等列車はなくなったが、国鉄時代からJR発足当初にかけては直通列車も多く運転され、京都からの列車は綾部で方向転換をし、さらに当駅で方向転換して宮津、天橋立方面へ向かっていた。特急あさしおの中にはさらに豊岡で方向転換して城崎へ向かう列車があり、京都から城崎までの間に3度方向転換をするということで、トラベルミステリーの第一人者西村京太郎氏の作品にも登場する珍しい列車だった。

JR西舞鶴駅の2015年度1日あたりの乗車人員は1,419人で、うち定期利用者は893人となっている。定期比率は62.9%で、ローカル路線としては標準的な数値と言える。10年前の2005年度と比べると全体で12.1%の増加、定期利用者は85.2%も増加している。

京都丹後鉄道宮舞線西舞鶴駅の2015年度1日あたりの乗車人員は375人で、うち定期利用者は132人だった。定期比率は35.0%で、あまり高くない。2005年度と比較すると全体で2.2%伸びており、定期利用者は7.7%減だったが、定期外利用者が8.5%増加している。

  

鉄道コム

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