【叡電連絡で洛北へのアクセスが向上】
京阪鴨東線出町柳駅は京都市左京区にある。叡山電鉄本線と連絡しており、京阪沿線から洛北への玄関口となっている。電車は京阪本線と一体で運行されているが、線路戸籍上は京阪鴨東線となっている。出町柳駅は1989年10月5日に開業した。
駅構内は地下ホーム1面2線で、淀屋橋方には折り返し線が1線ある。
ホーム有効長は18m級車両8両分だが、実際にはさらに大阪方にホームが延びており、今出川口はその先にある。8両分以上の部分は壁で仕切られているためホームを使用することはできない。
特急は基本的に2番線から発着するが、ラッシュ時などは1番線発着もある。
ホーム階から改札があるコンコースへはエレベーター、エスカレーターが設置されている。今出川口はエスカレーターのみとなっている。
改札は2ヶ所で、叡電口と今出川口がある。叡電口がメインの改札で、有人改札になっており、プレミアムカーのチケット販売なども行われている。
叡山口はICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。
叡山口からは叡山電鉄出町柳駅へ連絡の地下道があり、エスカレーターに繋がるムービングウォークも設置されている。
今出川口は無人化されている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。
出口は7ヶ所ある。1号出口から4号出口までは今出川口に繋がっている。1号出口は今出川通の南側鴨川沿いにある。鴨川に架かる賀茂大橋のたもとにあり、この辺りで鴨川と高野川が分かれている。
2号出口は今出川通の南側の東寄りにある。こちら側は白川方面へのアクセスに便利で京都大学などにも近い。
3号出口は1号出口の対面にあり、今出川通北側の鴨川沿いにある。
4号出口は3号出口の東側にあり、近くにバス停もある。
5号出口から7号出口は叡電口に繋がっている。5号出口は高野川に架かる河合橋のたもとにあり、下鴨神社へはここを通るのが便利だ。
6号出口はバス停やタクシー乗り場に近く、通りを挟んで叡電の出町柳駅がある。
7号出口は叡電出町柳駅の目の前にある。叡電への乗り換えはここが便利だ。
7号出口付近にはバスのロータリーもあり、各方面への乗り換えはここからが出るのが便利だ。
出町柳駅の2016年度1日あたりの乗車人員は18,219人で、うち定期利用者は8,104人となっている。定期比率は44.5%で、定期利用者は半分以下となっており、定期外利用者が多い。10年前の2006年度と比較すると全体で3.2%減、定期利用者は25.2%減、定期外利用者は26.7%増となっており、定期利用者が落ち込み、逆に定期外利用者は増加している。